DP World(UAEドバイ)がイスラエル・サウジ航路を結ぶ イスラエル病院がドバイに展開 ユダヤ人医師看護士ら1000人が移住へ

DP Worldがエイラート・ジェッダ間の航路を運航し、イスラエル国籍のアラブ人ムスリムのサウジ巡礼客を運ぶ計画が進んでいる。エイラート・ジェッタ間は1000キロ程度と短く、短時間で移動できる。

目先の搭乗客数は巡礼を希望する48人だけだが、エイラート港は昨今のコロナ規制で大打撃を受けており、湾岸アラブ諸国からエイラートに上陸する観光客、ビジネス客が増えることを期待している。

イスラエルのエルサレムにある病院が、ドバイにて病院を設営し、イスラエルから医師、看護士とその家族1000人を移住させる計画も協議中である。高額の医療設備はドバイが用意する。

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27 تشرين الأول 2020
https://www.al-akhbar.com/Arab_Island/295686/%D8%AA%D9%84%D8%B2%D9%8A%D9%85-%D8%A7%D9%84%D8%AD%D8%AC-%D9%84%D9%80-%D9%85%D9%88%D8%A7%D9%86%D8%A6-%D8%AF%D8%A8%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D8%B3%D8%B9%D9%88%D8%AF%D9%8A%D8%A9-%D8%AA%D8%B1%D8%B9%D9%89-%D8%A7%D9%84%D8%AA%D8%B7%D8%A8%D9%8A%D8%B9-%D8%A7%D9%84%D8%A5%D9%85%D8%A7%D8%B1%D8%A7%D8%AA

・・・なるほど、サウジはイスラエルと国交樹立せずに、交流を深める手があった。あの船を運航しているのはドバイだから、サウジに責任ありません、そりゃ客にいろんな国籍が混ざっているでしょうよ、よその国で乗船した個々の客の国籍まで関知しません、などと言い逃れできる。いつも裏ルートから接触してくる実にイスラエルらしい展開。

航路の新設・運航に伴う全リスクはドバイが負うから、例え黒字化しなくてもイスラエル側に何のリスクもない。イスラエルは、過去に存在しなかった新規の旅行客を受け入れる準備だけを国内ですればいいので、一切の赤字リスクなしに新規の黒字だけ受け取る話。イスラエルにだけ一方的に有利な契約。ユダヤ商売らしさを遺憾なく発揮している。

イスラエルは治安について他国を信用しないので、1000人ものイスラエル人をドバイに移住させるのであれば、最低でも数十人、ひょっとしたら100人を超える武装要員をドバイに常駐させるのでしょう。というか、医師、看護士という肩書きであっても、軍事訓練を受けていると思う。イスラエルの人道支援組織なんて、半数以上がそんな経歴の人で構成されている。

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