英銀HSBC、中国ドル建て債発行業務から外される イギリス

英銀HSBC、中国ドル建て債発行業務から外される-関係者
10/14(水) 10:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1eac2c2d0c7936231d7adf90c4b1333a17e7b1

(ブルームバーグ): 英銀HSBCホールディングスが中国のドル建て国債発行業務を担当する銀行のリストから外された。

今週中に価格決定が見込まれる60億ドル(約6330億円)の国債発行は13行がアレンジ業務を担当する。中国勢4行に加え、米バンク・オブ・アメリカや米シティグループ、英スタンダードチャータードなどの外国銀行が起用された。非公開情報だとして匿名を条件に関係者が語った。

ブルームバーグがまとめたデータによると、中国が2017年にドル建て債市場に復帰して以降、HSBCは中国ドル建て債のアレンジャーを毎年務めていた。中国財政省にファクスでコメントを求めたが返答はなかった。

HSBCが外された理由は不明だが、同行と中国の関係は厳しさを増している。中国メディアは華為技術(ファーウェイ)に対する米国による調査におけるHSBCの役割を非難。同行は香港国家安全維持法(国安法)への支持表明が遅いとの批判にもさらされた。

中国共産党系の新聞、環球時報は先月、中国の国家安全保障を損なう企業などに制裁を発動することを狙った「信頼できないエンティティーリスト」に香港を最大の市場とするHSBCが掲載される可能性があると報じた。
(後略)



・・・The British Bank of the Middle Eastとして始まったHSBC。中東ビジネスに食い込めればと期待して進出してみたものの、現地人のネットワークによそ者が入り込めるはずもなく、万年赤字経営。無駄に立派な本店がむなしく輝いていた。

レバノン紛争で首都ベイルートが破壊されて居場所を失ったが、かといって海外専門銀行として設立された法律上の制約から本国に戻ることは許されず、イギリス政官財界を巻き込んで大騒ぎになった。

そんなとき活路を見つけた先が香港だった。以来、中国経済の成長を丸ごと取り込むビジネスで稼いできた。

イギリス政府が中国敵視政策に転換したので、今回睨まれたわけだが、中国のことだから、いじめて、いじめて、いじめ抜くでしょう。中国市場から締め出されたら、インドにでも逃げるのでしょうか?知らんけど。

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