米国がスーダンをテロ支援国リストから除外 スーダンは3億3500万ドル支払い
1998年にケニアとタンザニアの米国大使館前で発生した爆破事件(Wiki日本語)の賠償金をスーダン政府が支払うことに合意した。
US to remove Sudan from its terrorism sponsors list in exchange for $335 MILLION payment to terrorist attack victims – Trump
19 Oct, 2020 21:38
https://www.rt.com/news/503956-sudan-us-terrorist-sponsors-list/
スーダン財務相が3億3500万ドルの出所を説明:外貨準備のうち金準備から捻出した。
المالية السودانية تكشف كيف تم توفير 335 مليون دولار طلبها ترامب
GMT 08:30 20.10.2020
https://arabic.sputniknews.com/arab_world/202010201046896307-%D8%A7%D9%84%D9%85%D8%A7%D9%84%D9%8A%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%88%D8%AF%D8%A7%D9%86%D9%8A%D8%A9-%D8%AA%D9%83%D8%B4%D9%81-%D9%83%D9%8A%D9%81-%D8%AA%D9%85-%D8%AA%D9%88%D9%81%D9%8A%D8%B1-335-%D9%85%D9%84%D9%8A%D9%88%D9%86-%D8%AF%D9%88%D9%84%D8%A7%D8%B1-%D8%B7%D9%84%D8%A8%D9%87%D8%A7-%D8%AA%D8%B1%D8%A7%D9%85%D8%A8/
米国の目的は、スーダンからの中国の影響力排除と、さらなるイラン孤立化である。
US’ planned removal of Sudan from terrorism list is really an attempt to reduce Chinese influence and further isolate Iran
20 Oct, 2020 14:18
By Tom Fowdy, a British writer and analyst of politics and international relations with a primary focus on East Asia.
https://www.rt.com/op-ed/504021-us-sudan-terrorism-list/
(タイトルは面白いが、中身にたいしたことは書かれていない。)
・・・ケニアの大使館爆破では、被害者の圧倒的多数が現地人で、米国人はごく少数が死んだだけ。
爆破事件当時の米国はひどい財政難にさいなまれており、世界中の米国大使館で給与支払い遅延が発生していた。ケニアの米国大使館は老朽化していて、そろそろ建て直しをしたいところだったが、とてもじゃないが予算を組める状態ではなかった。そんな最中に発生した建物の一部倒壊。
ところが事件を理由に大使館再建の予算が付いたので、米国国務省としてはとても嬉しい事件だった。
タンザニアの事件に至っては、現地人だけが死に、米国人に被害者は出なかった。
このあと、報復と称して米国はあちこち関係性が不明なところを爆撃しており、スーダン政府が賠償金を支払わなければならない理由付けは・・・うーん、ちょっと苦しいですね。
リビア問題でも、イギリス・ロカビー事件の犯人はずっとシリアのあいつだと名指しでヒステリックに叫んでいたのに、ある時突然方向を転換、リビアが悪いという話にすり替え、オランダで国際裁判までしたのだが、審理の過程でリビア犯行説の一番根拠となる証拠が否定されるスキャンダルが発生した。あとはもう、世間が米英の欺瞞に気付く前にごり押しするしかない米国は、カダフィー体制を力だけで押し潰した。
米国の情報収集分析能力の精度と政治解決ってこんなもん、と理解するしかない。
少し前に「スーダンがイスラエルとの国交樹立を決めた」というニュースをイスラエルが発したが、直後に否定された。スーダン政府は、これはこれ(制裁解除)、それはそれ(イスラエル承認)と問題の切り分けにこだわった。米国大統領選が近いので、劣勢も伝えられるトランプが手柄欲しさに少し譲歩したのではなかろうか。
3億3500万ドルの賠償は金額が小さいので、日本が鉛筆なめなめ無償・有償の援助をちょっと渡してやれば、すぐ穴埋めできますね。知らんけど。
US to remove Sudan from its terrorism sponsors list in exchange for $335 MILLION payment to terrorist attack victims – Trump
19 Oct, 2020 21:38
https://www.rt.com/news/503956-sudan-us-terrorist-sponsors-list/
スーダン財務相が3億3500万ドルの出所を説明:外貨準備のうち金準備から捻出した。
المالية السودانية تكشف كيف تم توفير 335 مليون دولار طلبها ترامب
GMT 08:30 20.10.2020
https://arabic.sputniknews.com/arab_world/202010201046896307-%D8%A7%D9%84%D9%85%D8%A7%D9%84%D9%8A%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%88%D8%AF%D8%A7%D9%86%D9%8A%D8%A9-%D8%AA%D9%83%D8%B4%D9%81-%D9%83%D9%8A%D9%81-%D8%AA%D9%85-%D8%AA%D9%88%D9%81%D9%8A%D8%B1-335-%D9%85%D9%84%D9%8A%D9%88%D9%86-%D8%AF%D9%88%D9%84%D8%A7%D8%B1-%D8%B7%D9%84%D8%A8%D9%87%D8%A7-%D8%AA%D8%B1%D8%A7%D9%85%D8%A8/
米国の目的は、スーダンからの中国の影響力排除と、さらなるイラン孤立化である。
US’ planned removal of Sudan from terrorism list is really an attempt to reduce Chinese influence and further isolate Iran
20 Oct, 2020 14:18
By Tom Fowdy, a British writer and analyst of politics and international relations with a primary focus on East Asia.
https://www.rt.com/op-ed/504021-us-sudan-terrorism-list/
(タイトルは面白いが、中身にたいしたことは書かれていない。)
・・・ケニアの大使館爆破では、被害者の圧倒的多数が現地人で、米国人はごく少数が死んだだけ。
爆破事件当時の米国はひどい財政難にさいなまれており、世界中の米国大使館で給与支払い遅延が発生していた。ケニアの米国大使館は老朽化していて、そろそろ建て直しをしたいところだったが、とてもじゃないが予算を組める状態ではなかった。そんな最中に発生した建物の一部倒壊。
ところが事件を理由に大使館再建の予算が付いたので、米国国務省としてはとても嬉しい事件だった。
タンザニアの事件に至っては、現地人だけが死に、米国人に被害者は出なかった。
このあと、報復と称して米国はあちこち関係性が不明なところを爆撃しており、スーダン政府が賠償金を支払わなければならない理由付けは・・・うーん、ちょっと苦しいですね。
リビア問題でも、イギリス・ロカビー事件の犯人はずっとシリアのあいつだと名指しでヒステリックに叫んでいたのに、ある時突然方向を転換、リビアが悪いという話にすり替え、オランダで国際裁判までしたのだが、審理の過程でリビア犯行説の一番根拠となる証拠が否定されるスキャンダルが発生した。あとはもう、世間が米英の欺瞞に気付く前にごり押しするしかない米国は、カダフィー体制を力だけで押し潰した。
米国の情報収集分析能力の精度と政治解決ってこんなもん、と理解するしかない。
少し前に「スーダンがイスラエルとの国交樹立を決めた」というニュースをイスラエルが発したが、直後に否定された。スーダン政府は、これはこれ(制裁解除)、それはそれ(イスラエル承認)と問題の切り分けにこだわった。米国大統領選が近いので、劣勢も伝えられるトランプが手柄欲しさに少し譲歩したのではなかろうか。
3億3500万ドルの賠償は金額が小さいので、日本が鉛筆なめなめ無償・有償の援助をちょっと渡してやれば、すぐ穴埋めできますね。知らんけど。
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