同じ皇室でも思想や行動がまったく違う…天皇家と秋篠宮家の"兄弟確執"が解消されない根本原因

同じ皇室でも思想や行動がまったく違う…天皇家と秋篠宮家の"兄弟確執"が解消されない根本原因
元木 昌彦
1/11(水) 17:17配信
プレジデントオンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d2edbb0fa301c6812b43cdaf0c66921c42219b4



雅子バッシングは、雅子が公務や外国使節の接遇を片っ端からドタキャンしつつ、しかし一方では同時期に音楽会の鑑賞だけはしっかりこなしていたから自然発生した現象だったのであり、この部分をひと言も解説せずに「雅子バッシング」とだけ表記し、あたかも批判している人が悪いと印象付けるのは、事実を無視しているし、卑怯なやり方だ。

マサコが表舞台から消えて早20年経過した。彼女が現在継続的にできている仕事は「おカイコ様」のお世話だけ。世話と言っても温度管理や糞掃除など日々の世話には専任スタッフが配置されているのであり、彼らが完璧に整えたところにマサコに声掛けし、新鮮な桑の葉を「儀式として箱に並べる」だけのこと。おカイコ様が食い散らかした食べかすを、マサコが掃除するわけがない。

多くの女性皇族の活動を日々報道しない最大の理由は、稼働している女性皇族をクローズアップすると、自然とそれは、何もしないマサコ批判につながってしまうから。稼働している女性皇族が他にいても、どうしても無視するか控えめな報道になってしまうという構造。

女性皇族が活発に活動していることを国民に周知しても、皇室に後継者は生まれない。皇族宮内庁は、一番やるべきことをしていないということだ。

数日前の記事に、「今後皇族の高齢化が進み、公務の数をこなせなくなると、象徴天皇制の根幹が揺らぐ」とあったが、私が何度も指摘しているように、公務の数をこなす話題は20年前に終わった。

マサコは20年前から稼働しておらず、彼女ももう60歳だから、冷たく突き放して言ってしまえば、今後改善することはない。現時点での一つの論点は、稼働しないマサコをいつまで皇后として崇め続けるのかという点です。他の女性皇族の問題ではない。もっとはっきり言いましょう。今の体制は事実上半分死んでいるということ。

半分死んでいる体制を、国民は崇めている。半分死んでいる体制に、国会開会、憲法法律の公布、政治家や上級公務員の任命、外国使節の接遇等を委ねている。実に危うく、実にくだらないことです。こんなに危うくくだらない国は、世界で日本だけ。

次に、本家か分家かという話は、「後継者がいない天皇」という論点に立ち返れば、どうでもいいことです。日本の皇統において本家、分家の区別は決定的な論点ではない。問題は「後継者がいないこと」です。どちらが継いでも、その次の後継者ができない可能性が高いから、問題なのです

出回っているいずれの論考も、アイコ、ユージンが85歳まで健康に生き抜くことが大前提に作文されてあるが、後継者を作らないアイコ、ユージンが45歳で突然死するリスクについて何の考察もなされていない。

小学校から大学までまともに通学した実績がないアイコが、85歳まで精神病を患わずに天皇の責務を果たし続けることが本当にできるとでも思っているのか。

一つの一族が正常に稼働していることを前提としている日本国憲法は欠陥憲法なのだから、一日も早く天皇制を全削除した新憲法に移行しなさい。

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