トルコ大震災 シリア県別の被害状況

最新の更新、シリア(2月7日、日本時間午前3時24分現在)

アレッポ:
- 52棟の倒壊した建物
- 215人の死亡
- 542 人の負傷者
- 18 のシェルター。

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(2月7日、日本時間午後7時30分のアレッポ最新情報)
アレッポ県評議会議長、ムハンマド・ヒジャジ氏
266 人が死亡、
602 人が負傷し、
89 人ががれきの下から救出され、
倒壊した建物の数は 52
避難所の数は126。
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ハマー:
- 倒壊した建物4棟
- 40人の死亡
- 負傷者82人
- 4つのシェルター。

ラタキア:
- 倒壊した建物と家屋 102 件
- 383人の死亡
- 負傷者数 702
- 17シェルター。

タルトゥース:
- 18棟の倒壊した建物
- 0 死亡
- 27 人の負傷者
- 0 シェルター。

合計
- 全倒壊建物数 175
- 総死亡者数 538
- 負傷者合計 1353
- シェルターの総数は 39 です。

出典:al-Watan Online



トルコ、シリア両国とも建物が耐震設計されていないので、震源地近くを中心に街並みが面積で崩壊している様子が、印象的な写真があまり入ってこない。

イドリブ県のどこかの小さな町だと思うが、一帯の建物が崩壊したあと。
https://www.youtube.com/watch?v=EQUzBSvrZR0

ガジアンテプにあるローマ帝国時代の要塞が崩壊(↓写真あり)。
https://twitter.com/NOELreports/status/1622560226338562048
アレッポ城も一部崩壊。(追記:入口を含む3ヶ所くらいが小~中規模の崩壊)
https://www.arabnews.com/node/2245891/middle-east
(追記:旧市街アンタキア門の一部が崩壊。)
アンタクヤAntakyaではマンション3棟が横倒し
https://www.youtube.com/watch?v=MgYBqwR7UGQ

西側は支援しないことを決めているので、トルコ経由で北部の反体制派に支援するか・しないかだが、トルコ本体が甚大な被害を受けているから、シリア反体制派向け支援は最後になるでしょう。

日本政府は国連経由で若干支援するかもしれませんが、プーチンとの関係が冷えているので、しないかもしれません。日ロ漁業交渉の再開条件として、ロシア側から対シリア地震支援を持ち出される可能性はあるでしょう、よく知らんけど。せいぜいがんばってください(苦笑)。

現時点で、ロシアは救援機を既に派遣し、現地到着。対ロシア制裁のためロシアの航空機・船団の動きが阻害されていて、生活物資や燃料の支援もシリアに届かなくなっている現状があるので、以前のように大量に次々とという感じになりますかどうか。

チュニジア軍の輸送機が到着。アルジェリア支援機3機がアレッポ空港に到着。

ほかにイラン、イラク、UAE、インドが、救援機派遣の許可を得た。ほかにギリシャなど。

アレッポでは、戦災から再建したばかりのギリシャ・カトリック大司教座が崩壊し、大司教が殉職なされた様子です。

アラビア語ツイッター情報はこちら(全体像を把握できるような写真、映像はない)
https://twitter.com/search?q=%D8%AD%D9%84%D8%A8%20SINCE%3A2022-02-05%20UNTIL%3A2023-02-10%20-%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%9D&src=typed_query&f=image

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