2023年11月の銀座イスラエル支持デモはイスラエル大使館と日本会議による自作自演 ガザ ハマース パレスチナ キリストの幕屋

陰謀論者の大行進 春のトンデモ最前線
駐日イスラエル大使館と日本の宗教団体が“自作自演”で…ガザ攻撃を正当化する偽装デモ

藤倉善郎ジャーナリスト
1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

2024/03/20 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337733

「ハマスのテロを許すな」

「イスラエルに平和あれ」

 そんなプラカードを掲げてアコーディオンとギターをかき鳴らし、おそらくヘブライ語で歌う約1200人が東京・銀座を練り歩いた。昨年11月の「イスラエル救援委員会」によるデモ行進だ。

 イスラエルによるパレスチナ攻撃に抗議する反戦デモは多いが、イスラエルを応援するデモは珍しい。参加者数の多さからは一見、日本でもイスラエル支持の世論が強いかのように思えるデモだが、実はこれ、在日イスラエル大使館と日本の宗教団体による“自作自演”だった。

 このデモはネットなどで一般告知されず、なぜかイスラエル大使館がメディアにだけ事前情報を流した。それと同時に保守組織「日本会議」の構成団体でもある「キリストの幕屋(宗教法人キリスト聖書塾)」が信者を動員。参加者はほぼ全員が、その信者と大使館関係者だ。

 デモ前、都内のビル内で行われたキリストの幕屋の礼拝集会に、筆者は潜入した。

 会場には「イスラエルのための東京キャンペーン2023」との横断幕。完全に、デモに向けた決起集会だ。司会者が信者たちにメディア対応についてアナウンスした。

「主催はあくまでもイスラエル救援委員会。趣旨に賛同して参加したと答えるようにして下さい」

 教団や大使館の関与を隠すようにという指示だ。この委員会自体、キリストの幕屋の教祖である故・手島郁郎が設立したものだが。

 集会にはギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使ら複数の大使館関係者も出席。コーヘン大使はこうスピーチした。

「このような東京キャンペーンを企画してくださり、ありがとうございます。幕屋の皆さんは、どんなときも私たちイスラエルとともに歩んでくれました

 相手がキリストの幕屋という宗教団体であることを、大使館側も知った上でのことというわけだ。

 これにまんまとだまされたのが、テレビ朝日。さも「イスラエルを支持する一般市民のデモ」があったかのように報道した。しかし悲しいことに、テレ朝以外のメディアは報じないばかりか、取材にも来なかった。

 イスラエルといえば、映画などでは諜報機関「モサド」による高度な政治工作が描かれることもある。しかし今回のデモ偽装作戦は、ずいぶんとお粗末だった。 (つづく)



これ最高。参加者が高齢者ばかりだったから、どのような集団だろうかと思っていたが、日本会議だった。

この記事では11月のデモのことを取り上げているが、同じ団体が10月に実行したデモの記事はこちら

毎日大量虐殺している側を「救援」する必要はありません(爆)。

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