ロシアNovatek Arctic LNG-2のガス生産を大幅に削減 年末までタンカー手配できないかも 2024年2月 経済制裁

4月2日 19:00
プレスレビュー
https://tass.com/pressreview/1768989
ベドモスチ:NovatekはArctic LNG-2でのガス生産を大幅に削減
Vedomosti: Novatek sharply cuts gas production at Arctic LNG-2
https://www.vedomosti.ru/business/articles/2024/04/02/1029239-novatek-rezko-sokratil-dobichu-gaza-na-arktik-spg--2

外国投資家がこれまで参加を一時停止していたノバテックの北極圏LNG-2の枠組み内でのガス生産は、液化天然ガス(LNG)の出荷遅延を受けて2024年2月に急減した。
エネルギー省の統計に詳しい2人の関係筋がベドモスチに語った。

彼らによると、2月のプロジェクトの枠内でのガス生産量はわずか8,300万立方メートルに過ぎず、これは今年1月の3分の1、同工場で最初の量のLNGが生産された2023年12月の5分の1である。

北極圏LNG-2プラントの本格稼働が遅れているのは、ノバテック社がこのプロジェクト用のガスを運ぶタンカーを欠いていることが原因だとアナリストらは言う。

BCSワールド・オブ・インベストメンツのシニア石油・ガスアナリスト、ロナルド・スミス氏は、同社は現在、すでに生産されたLNGを出荷できないため、生産をしばらく停止する必要があると述べた。

国家エネルギー安全保障基金の主任アナリスト、イーゴリ・ユシュコフ氏は、3月にはガスはエネルギー供給、インフラストラクチャー、LNG貯蔵タンクの十分な低温維持といったプラント自身のニーズのためにのみ生産されると述べた。

Finam のアナリストであるセルゲイ・カウフマン氏は次のように述べています。
ノバテックは今後1~3か月以内に北極LNG-2プラントからLNGの輸送を開始する可能性があるが、スミス氏は今年末までプロジェクトがLNG輸送用のタンカーを1隻も受け入れられない可能性を排除していない

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