元モサド副長官「ガザ戦争でイスラエルは敗北を喫する」 パレスチナ

「ガザ戦争でイスラエルは敗北を喫する」元モサド副長官
‘Israel on losing end in Gaza war’: Former Mossad deputy chief
土曜日, 18 5月 2024 2:08 PM
https://www.presstv.ir/Detail/2024/05/18/725799/Palestine-Israel-former-Mossad-deputy-dorector-MP-Gaza-war-futile-losing-end-economic-collapse

イスラエル諜報機関の元職員は、包囲されたガザ地区で政権が継続している戦争を「無駄」だと述べ、テルアビブは劣勢にあると強調した。

モサド副長官を務めたイスラエル国会議員ラム・ベンバラク氏が土曜日、イスラエル公共ラジオのインタビューで発言した。

「この戦争には明確な目的が欠けており、我々が明らかに負けていることは明らかだ」とベン・バラク氏は語った。

「私たちは同じ地域での戦闘を余儀なくされ、最終的にはさらに多くの兵士を失うことになります。 我々はまた、国際舞台での挫折、米国との関係の大幅な悪化、イスラエル経済の衰退にも直面している」と述べた。

「私たちが成功したことを一つ見せてください」とベン・バラク氏は付け加えた。

同氏の発言は、パレスチナ抵抗運動ハマスの軍事部門であるアル・カッサム旅団が、その日早くガザ地区最南端の都市ラファの東でイスラエル兵15人を殺害したと発表したことを受けて行われた。

カッサム旅団のスポークスマン、アブ・オベイダ氏によると、過去10日間でパレスチナ戦闘員は戦車、装甲兵員輸送車、ブルドーザーを含むイスラエル軍車両100台を標的にした。 彼らはトンネルの爆破、ロケット弾や迫撃砲の発射、狙撃や接近戦によってイスラエル兵に多大の死傷者を与えた。
イスラエルがラファ侵攻を進める中、パレスチナ人らは「長期にわたる消耗戦」の用意があると表明

南部都市に暮らす数十万人のパレスチナ人に対する国際的な懸念にもかかわらず、イスラエルがラファへの地上侵攻を強化する中、ガザでは戦闘が激化している。

金曜日遅くから土曜日初めにかけて、イスラエル軍の攻撃とパレスチナ抵抗勢力との激しい衝突が市を震撼させ、市南東部での砲撃や東部地域へのジェット機の砲撃の報告があった。

ラファはごく最近まで140万人以上のパレスチナ民間人の避難所となっていたが、差し迫ったイスラエルの全面侵攻により、住民のうち約64万人が他の地域に避難している。

ジョー・バイデン米大統領は先週、政権がラファへの本格的な侵略を開始した場合、イスラエルへの攻撃用爆弾や砲弾の移送を遅らせると警告した。

イスラエルは昨年10月7日にガザに対する虐殺戦争を開始した。 それ以来、少なくとも35,303人のパレスチナ人が殺害され、そのほとんどが女性と子供であり、さらに79,261人が負傷した。

戦争中にも170万人以上が国内避難民となった。

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