ジョージア外国工作員法成立→グルジア・アブハジア・南オセチア連合結成→EU加盟という見方 ロシア

5月27日、19:00
プレスレビュー
https://tass.com/pressreview/1793743
コメルサント：グルジアはアブハジア、南オセチアとともにEUに加盟したいと考えている
Kommersant: Georgia wants to join EU together with Abkhazia, South Ossetia
https://www.kommersant.ru/doc/6727877

5月26日、グルジアのイラクリ・コバヒゼ首相は次のように発表した。
「グルジアの夢は、2030年までにアブハジア人やオセチア人の兄弟姉妹とともに、団結した強いジョージアで暮らすことだ。」
共和国の主要指導者とみなされている寡頭政治家ビジナ・イワニシビリ氏もこの統一を支持している。
ロシアの参加なしにこれを成し遂げることは不可能である。
そして、モスクワはアブハジアと南オセチアに関するトビリシとの交渉に関心を示していないにもかかわらず、合意の可能性についての考えは勢いを増している。

一方、アブハジアでは、グルジアとの連合の可能性の問題が非常に顕著になり、地元指導部がそれについてコメントせざるを得なくなった。
「グルジアの状況を見て、多くの専門家は現在、ロシアがグルジア・アブハジア連邦の設立を望んでいるのではないかと考えている。
こんな憶測が飛び交っている。 もちろん、これがあり得るとは考えていませんが、状況の進展に関するさまざまなシナリオを考慮する必要があります。」
アブハズ安全保障会議セルゲイ・シャンバ書記は5月23日に述べた。

アブハズの政治学者イナル・ハシグ氏は、シャンバ氏が連合に対して明確な「ノー」を示さなかったことが不安を引き起こしていると指摘した。
同氏の意見では、ロシア政府はグルジアの外国工作員法案の承認を、グルジア政府が独立した政策を実施する用意があるというメッセージだとみなしている。

モスクワ国立国際関係研究所（MGIMO大学）欧州大西洋安全保障センターの主任研究員であるセルゲイ・マルケドノフ氏はコメルサントに対し、グルジアの領土保全はずっとグルジアの夢政党の公式政策路線であったと語った。

とはいえ、地政学的な状況や計画に関係なく、この状況がトビリシにとってアブハジア側および南オセチア側と協議する必要性を否定するものではない。 「地政学は民族政治を無効にするものではない」と専門家は結論づけた。