「実現すればパーフェクト婚以上」佳子さまのお相手候補、島津一門のスゴすぎる系譜…たった1つの「懸念材料」とは? 八幡和郎

「実現すればパーフェクト婚以上」佳子さまのお相手候補、島津一門のスゴすぎる系譜…たった1つの「懸念材料」とは?
八幡和郎
6/5(水) 4:02配信
ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/d62b64239936332faeb854c46a9743b53cf04c1d

● 源頼朝の子孫と いわれる島津家

 ギリシャを訪問されていた秋篠宮皇嗣家の佳子さまだが、週刊誌やインターネットメディアにおいて、有力な結婚相手候補が浮上したと話題になっている。

 お相手候補は一般人なのでAさんということになっているが、島津一門で玉里家と通称される旧公爵家の御曹司であることが報じられている。

 詳しくは後述するが、最後の薩摩藩主・島津忠義は、久光の実子だが、伯父の斉彬の養子となって家督を継いだ。しかし、明治天皇は維新後、久光を懐柔するために別の公爵家を立てることを認め、2つ目の島津公爵家とした。玉里は久光の隠居所の名前だ。

 今回の記事では、佳子さまの結婚を巡る周囲の状況と、話題になっている島津家のすごさと皇室とのつながりなどの閨閥(けいばつ)、そして、学習院や霞会館という旧華族の集まりについて解説をしたいと思う。

 島津家は源頼朝の子孫といわれる。鎌倉市には源頼朝の墓所があるが、21世紀になって鎌倉市に寄付されるまでは、島津家の所有だった。また、頼朝の祭祀(さいし)は鶴岡八幡宮が行っているが、遺族代表のかたちで参加するのは、島津宗家のご当主だ。

 ただし、もともと島津家の初代である忠久は、秦氏の流れをくむ惟宗朝臣を名乗る、漢族帰化人系の中級のお公家さんだった。

 母は惟宗広言と通じて忠久を産み、後に安達盛長に嫁した。忠久は、祖母の比企尼が源頼朝の乳母だった縁で鎌倉に下り、薩摩・大隅・日向三国の守護とされた。その時に、近衛家の島津荘(宮崎県都城)を管理したことから島津姓を名乗った。

 忠久は主に鎌倉に住み、比企の乱に巻き込まれたり、越前の守護になったりしたが、子孫が元寇の後は九州に住むことを命じられて土着した。そして、室町時代あたりから、源頼朝落胤説を流し、清和源氏だと称した。

 一族は南九州各地に広く分散し群雄割拠だったが、戦国時代の島津忠良が戦国大名としての地位を確立した。父親は伊作島津家という中規模の領主だったが、その死後に美人だった母の常盤が相州島津家という有力者と再婚し、息子の忠良をその後継者とした。
(後略)



長い歴史の中で、良かった時の話だけを取り上げてまとめたお家柄のエピソードは、「家柄趣味の会」の内輪で盛り上がって話す分には構わないが、それをもって広く国民を説得しようとするのは、無理がある。

その同じ家について良くなかったときのエピソード、失敗談も同じくらいあることを忘れてはならない。つまり、筆者の先生は、「徹底的に手を入れ脚色したストーリーを話している」にすぎない。

戦後憲法は「家単位」を否定し、何でも個で判断する。夫婦は別人格で対等。親子も別人格で対等。今では家を意識するのは相続の時だけだが、相続財産を持たない人口が圧倒的に多いから、それすら無関係だという人が多数派だ。21世紀にお家柄の話をして人の関心を引こうとしても無理ですよ。面白いというのはわかりますが。

徳川慶喜の直系子孫の女性は今、管理しきれないので墓じまいをしている最中で、彼女を最後に絶家するのだという(その1その2)。

子供をサラリーマンに育ててしまった家庭では、先祖伝来の財産があってもそれを維持管理する能力を持たなかったりする。そのような場合、財産を切り売りして終わる。

単に三菱勤務ならば、底辺よりマシというだけであって、サラリーマンの範疇の話にしかならない。王子様とお姫様の結婚にはならず、サラリーマンと結婚し、サラリーマンの妻になるだけ。お相手からしたら、あれこれ期待されても実現不能だから迷惑でしょう。

肝心の記事のテーマについては、婿を受け入れる家の側が、お家柄問題を抱えている。名家と釣り合いが取れないことが名家側にとり問題だし(苦笑)、そのような天皇制ならば要らないと多くの人が指摘しているのに、なぜか皇室利権だけが気付いていないふりをして話を進める。

ナル天がお妃選びで苦労したのは、雑誌に報道された候補者が慌てて結婚したり海外留学を決め、離れていったから。カコを静かに放置プレーしないと、降嫁も結婚もできなくなる。独身皇族のまま高齢化し、ある時点で死亡して、おしまいとなる。

この先生は、(1)皇族予備軍100人計画と、直近では(2)マコケイの子を皇族として迎え入れ、将来の天皇に仕立て上げる案を提唱している。

肝心の血筋について本当に説明の通りなのか証明がなく、人物面についてもどこの誰でどんな経歴なのか確認できない(都合の悪い情報を隠された)トンデモ人材が、日本国の天皇に仕立て上げられ、その人に向かって私たちが腰を90度に曲げて頭を下げる滑稽な社会に変質する危険がある。

今は、特定目的を実現するため偏った特殊解釈をする人材が「伏見系は現天皇と血縁が遠いから駄目。少し駄目なのではなく絶対駄目」という論陣を張っているが、腐敗の塊である皇室利権は、ひとたび適当な後継者がいなくなったら、経歴に問題ある人物や、トンデモなく遠い血縁を連れてきて、「最適な後継者がここにいる」と主張する。利権保持のためなら何でもする連中だ。世の中には、血がつながっていない親子は、探せば結構いる。それは上流階級でも同じだ。

誰を連れてくるにせよ、DNA検査と憲法14条クリアが最低限のハードルだ。

天皇について、いい加減なことを許してはならない。誰でもいいわけではない。不正を防ぐためにも、天皇制は永久完全廃絶しなければならない。

天皇制を絶対視したところで、外務省キャリアの研修を受け、直属の家来を何十人と抱えているマサコは、晩餐会一つ開けないじゃないですか。機能不全であることが明確な制度を続けるべきでない。

できない人を保護するのではなく、できるカップルを連れてきて、期間限定で面倒なお務めをしっかりこなしていただく。そのために予算を付けるという考え方をしましょう。

大統領制一択です。

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