UNICEF ガザ地区の子どもの90％が深刻な食糧貧困に苦しんでいる 人道 ハマース パレスチナ イスラエル

ユニセフ：ガザ地区の子どもの90％が深刻な食糧貧困に苦しんでいる
UNICEF: 90% of Gaza children suffer from severe food poverty
2024年6月6日木曜日午前10時15分
https://www.presstv.ir/Detail/2024/06/06/726946/UNICEF-Gaza-children-food-poverty

国連児童基金（ユニセフ）によると、血なまぐさいイスラエルの戦争により、包囲されたパレスチナ領土への援助物資の供給が妨げられ、ガザ地区の子どもの90％が適切な成長に必要な栄養素を摂取できていないという。

ユニセフは木曜日の報告書で、2023年12月から2024年4月までの5回のデータ収集で「ガザ地区の子ども10人中9人が深刻な食糧貧困に陥っており、1日2種類以下の食品で生き延びていることが一貫して判明した」と述べた。

さらに、数ヶ月に及ぶ戦争と人道支援の制限により、ガザ地区の食糧・医療システムが崩壊し、子どもたちとその家族に「悲惨な結果」をもたらしていると付け加えた。

「これは、紛争と制限が家族の子どもの食糧ニーズを満たす能力に及ぼしている恐ろしい影響、そしてそれが子どもたちを命を脅かす栄養失調の危険にさらすスピードの証拠だ」と国連機関は述べた。

イスラエルは、パレスチナのハマス抵抗グループがパレスチナ人に対する政権の激化した残虐行為への報復として占領勢力に対する歴史的な作戦を実行した後、10月7日にガザ地区で大量虐殺の猛攻撃を開始した。

これまでにテルアビブ政権は、ガザ地区で少なくとも36,586人のパレスチナ人を殺害し、そのほとんどは女性と子どもで、83,074人を負傷させている。

イスラエルは、ガザへの食糧や生活必需品の流入を故意に阻止し、遅らせ、民間人の飢餓を戦争の手段として利用している。

パレスチナのWAFA通信社によると、イスラエルの侵略が始まって以来、ガザでは栄養失調と脱水症状により37人が命を落としている。