コロンビア イスラエルに石炭禁輸 イスラエルの依存率60% 経済制裁 ガザ ハマース パレスチナ

2024年6月6日 09:50
南米の国がイスラエルにエネルギー制裁を課す – ブルームバーグ
South American country to impose energy sanctions on Israel – Bloomberg
コロンビアはガザ紛争をめぐって外交関係を断絶した後、石炭輸出制限を求めていると報じられている

コロンビアの貿易省は、ガザでの軍事作戦をめぐってイスラエルに制裁を科すため、同国への石炭輸出を制限する構えだとブルームバーグが木曜日に報じた。

この南米の国はイスラエルにとって最大の石炭供給国であり、昨年の同国への石炭輸出額は約4億5000万ドルに上った。エネルギー分析会社Kplerのデータによると、2023年にイスラエルに供給された石炭全体の60%以上をコロンビアの石炭が占め、そのうち90%は世界的大手のグレンコアとドラモンドが輸出した。

コロンビアの貿易省は、関税と外国貿易を担当する委員会に、この燃料の出荷を「制限」するよう勧告したと、同メディアは内部文書と事情に詳しい人物を引用して報じた。

同省の文書によると、石炭制裁の目的は「武力紛争の終結を支援する」ことであり、戦闘が終わるまで継続されるはずだ。同メディアは、輸出制限に関する決定は早ければ今週にも下される可能性があると指摘した。

データによると、コロンビアからイスラエルへの石炭輸出は、経済価値で見るとアンデス山脈の国の総輸出のわずか1%を占める。しかし、イスラエルにとっては石炭は電力網の生命線であり、同国の電力網は生産量の22%を石炭に依存している。

歴史的に、コロンビアはラテンアメリカでイスラエルの最も緊密なパートナーの1つだった。しかし、イスラエルのガザでの軍事作戦開始以来、両国の関係は急激に悪化している。

5月、コロンビアは多数の二国間協定や軍事契約にもかかわらずイスラエルとの外交関係を断絶し、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領はガザでの作戦を「大量虐殺」と表現した。これに対し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はペトロを「反ユダヤ主義のハマス支持者」と呼んだ。

パレスチナ武装組織ハマスは昨年10月7日、「アル・アクサー洪水」と呼ばれる一連のイスラエル襲撃を開始した。この攻撃で推定1,200人のイスラエル人が死亡し、さらに250人が捕虜となった。イスラエルは軍事攻撃で応戦し、保健当局によると、ガザ地区の住民36,000人以上が死亡し、ガザ地区のインフラの多くを破壊した。



UAE、サウジは積極的には何もしないし、ヨルダンに至っては、わずか半年分の水を融通してもらうことと引き換えに、イランから空爆を受けたイスラエルを防衛した。この違い。

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