Chrocusテロ トルコが事前にロシアに通告していた ISIS-K モスクワ

2024年6月18日 08:05
トルコ、ロシアにモスクワでのテロ攻撃の可能性を警告 - メディア
Türkiye warned Russia about potential Moscow terror attack – media
クロッカス市庁舎での致命的な銃撃事件の後、ISIS-Kは「混雑したショッピングモール」を標的にすることを計画していたとヒュッリイェット紙が報じた

トルコの情報機関は、モスクワ郊外のクロッカス市庁舎で今春発生した致命的な大虐殺に続く2度目のテロ攻撃をロシアに警告したと、ハリエットが火曜日に報じた。

会場への攻撃は3月下旬に発生し、後にタジク人であると特定された武装した男たちのグループがロックコンサートの前に会場を襲撃し、145人が死亡、500人以上が負傷した。これは2000年代初頭以来、同国で最も致命的なテロ行為であった。

ロシア当局は、攻撃はイスラム国ホラーサーン(ISIS-K)テロ組織によって準備、資金提供、調整されたと述べたが、同グループはウクライナの代理として利用されたと主張した。キエフは関与を否定している。

ハリエット紙は、トルコは長い間ISIS-Kの脅威に警戒してきたと指摘した。アンカラの特別機関はまた、1月下旬にイスタンブールのカトリック教会が襲撃された後、多数の容疑者を特定して尋問し、この件でロシア側と連絡を取った。

同紙によると、クロッカス市庁舎襲撃を実行した犯人のうち2人はモスクワに長く居住しており、居住許可を延長するために何度もトルコに短期間入国しており、ロシアにはこのことが通知されていたという。

捕らえられたISIS-Kのメンバーを尋問することで、トルコは「テロ組織がコンサートホールへの最初の襲撃の後に2回目の襲撃を計画していた」ことを知ったとハリエット紙は述べ、アンカラはモスクワに対し、組織が「混雑したショッピングモール」を標的にする計画であると伝えたと付け加えた。

ロシア連邦保安庁(FSB)長官アレクサンドル・ボルトニコフ氏は以前、クロッカス・シティ銃撃事件の前に米国からモスクワはテロ攻撃の差し迫りについて警告を受けていたが、その情報は「一般的な」内容だったと語っていた。同氏は、ロシアはテロ攻撃を防ぐために「適切な措置を講じていた」とし、テロ攻撃は特定の個人集団を標的としており、「当時の情報は正確ではなかった」と指摘した。

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