イギリス労働党のコービン元党首 ユダヤ・ロビーの影響力について語る Jeremy Corbyn

2024年6月21日 08:53
英国労働党党首、イスラエルへの全面的支援を強く訴える ― コービン
UK Labour leader lobbied strongly for total Israel support – Corbyn
総選挙で勝利が見込まれる同党に対するユダヤ国家の影響は「非常に大きい」と同党の元党首が述べた
https://www.rt.com/news/599685-starmer-corbyn-israel-pledge/
この記事の元になっているインタビュー番組(50分)
https://www.youtube.com/watch?v=XbmcNI0My_0

英国労働党の現党首キア・スターマーは党首になる前、当時の党首ジェレミー・コービンに対し、今後のイスラエル軍事作戦に対する党の全面的支援を要求したとコービンは主張している。

コービンは党員の間で反ユダヤ主義を野放しにしていたという、現在では広く否定されている主張を中心とするキャンペーンで党首職から追放され、後に党自体も追放された。生涯にわたって平和とパレスチナ支援の活動家として活動してきたこの政治家は、水曜日に公開された独立ジャーナリストのマット・ケナードとのインタビューでこの事実を明かした。

ケナードはコービン氏に、スターマー氏や他の労働党幹部がガザでのイスラエルの軍事作戦に提供した支援のレベルに衝撃を受けたかと尋ねた。同氏は「これらの人々の多くがどこから来ているのかを知っているので、驚きはしない」と述べた。

「ある非常に敵対的な労働党議会委員会の会合で、彼らは私に立ち向かい、『(今は)党首であり(将来は)首相になる可能性のあるあなたは、イスラエルが行うあらゆる軍事行動を自動的に支持するという包括的な約束をしてくれるか』と尋ねました。私はノーと答えました」と同氏は回想する。

コービン氏によると、イスラエル政府が党に及ぼす圧力は「非常に大きい」。親イスラエル・ロビーが英国政治全般に与える影響も同様だ。

コービン氏は、昨年10月にパレスチナ武装組織ハマースがイスラエルを攻撃し、現在の緊張激化を引き起こしたことは「間違っていた」と述べた。しかし、「何万人もの人々を殺害するという報復は、誰も立ち直らせることはなく、明日と翌年の憎悪と戦争を生み出した」。

コービン氏は、ハマース攻撃の数日後にLBCとのインタビューでスターマー氏が「自衛」のためイスラエルにはガザへの水と電力供給を「停止する権利がある」と主張したことについて、後任者を特に非難した。

同氏は、これらの発言はコービン氏を「完全に驚かせた」と述べ、その理由として「道徳は言うまでもなく、法律のあらゆる側面から、学校を爆撃したり、水源を破壊したり、電力を遮断したりしてはいけないことは絶対に明らかだ」と述べた。スターマー氏の評価とは反対に、そのような行為は「戦争犯罪」を構成すると同氏は付け加えた。

インタビューでは、ケナード氏の言葉を借りれば、米国の「帝国プロジェクト」における英国の役割、両国間の「特別な関係」を縮小しようとするコービン氏の試み、そして7月上旬の総選挙が英国民に何をもたらすかなどが取り上げられた。4

この記事へのコメント