ガザ パレスチナ人1万人が身障者に NGO発表 イスラエル

イスラエルの侵略により、ガザ地区のパレスチナ人1万人が障害者に：NGO
Israeli aggression leaves 10,000 Palestinians disabled in Gaza: NGO
避難民となった障害者は、基本的なアメニティも整っていない過密で設備の整っていない避難所で、大きな困難に直面している。

2024年6月29日 23:00
https://english.almayadeen.net/news/politics/israeli-aggression-leaves-10-000-palestinians-disabled-in-ga

パレスチナNGOネットワーク・リハビリテーション・セクターは、「イスラエル」によるガザ地区への継続的かつ悪化する攻撃の深刻な影響について警告を発した。

ガザ地区の保健省が発表した日報によると、ガザ地区での大量虐殺から267日目、同地区に対するイスラエルの残忍な攻撃により、殺害されたパレスチナ人の数は37,834人、負傷者は86,858人に上った。

「イスラエル」は24時間以内に3件の虐殺を行い、パレスチナ人40人を殺害、224人を負傷させた。

一部は機能不全の病院に搬送されたが、多くの犠牲者は瓦礫の下に閉じ込められたままで、救助隊は彼らにたどり着けない。

同団体によると、約1万人のパレスチナ人が攻撃の結果、さまざまな障害を負った。

同団体によると、この攻撃により何万人もの障害者が逃亡を余儀なくされ、困難な生活環境と深刻な精神的ダメージにさらされていると同NGOは報告した。

声明では、イスラエルによるインフラ、重要な道路、リハビリ施設の破壊により、障害者の移動やサービスへのアクセスが著しく制限されていると指摘。これにより、障害者が安全に避難する能力が大幅に低下し、爆撃で残された重要な補助器具が失われる結果となった。

さらに、水、食料、エネルギー、医薬品、医療・リハビリ施設の深刻な不足により、障害者の命が危険にさらされている。避難した障害者は、基本的なアメニティが不足する過密で設備の整っていない避難所で大きな課題に直面しており、人道支援物資、衛生施設、その他の必需品へのアクセスがさらに制限されている。

同組織は、障害者に優しい避難所を提供できないことと混雑により、すでに不足しているサービスへのアクセスがさらに妨げられると強調した。障害者は特に飢餓や慢性疾患にかかりやすく、死亡リスクが劇的に高まる。

ハマース、ガザでのイスラエルの飢餓政策継続の責任は米国にあると主張

ハマースの幹部オサマ・ハムダン氏は土曜日、ガザの状況は悲惨なものになっていると強調し、食糧不足による差し迫った犠牲者が出る恐れがあると警告した。食糧不足はガザ地区を飢餓へと追い込んでいる。

イスラエルのガザ戦争の進展に関する記者会見で、ハムダン氏は国連の推定によるとガザの人口の70%が飢餓の危機にあると述べ、国境封鎖による「イスラエル」の包囲政策が流動性（現金）危機を引き起こし、ガザの飢餓危機を悪化させていると付け加えた。

同氏はイスラエル占領軍が道路、水道網、下水道を組織的に破壊し、ガザの人々が飲料水にアクセスできないようにしていると強調した。

パレスチナ当局者は、イスラエル政府が人道組織からの通知を無視しているため救援活動が極めて危険であると指摘し、イスラエル占領軍の措置は「ナチスの拘留・絶滅収容所」のさらにひどい発展型に似ていると強調した。

ハムダン氏は、「イスラエル」のガザでの飢餓政策は罪のない民間人を標的とした残忍な戦争手段の1つであり、大量虐殺に等しいとみなし、「イスラエル」の電気と水の供給停止政策はガザのパレスチナ人に対する大量虐殺行為に当たると付け加えた。

当局者は、米国がガザに建設した浮き桟橋は悪質なプロパガンダに過ぎず、援助の供給に役立っていないと強調し、建設以来援助はむしろ減少していると指摘した。