カサブランカ大学 クーフィーヤを外さない卒業生への表彰を学部長が拒否（動画） モロッコ ガザ パレスチナ イスラエル

1. 学部長が学生のクーフィーイェを手に取り「外しなさい」と指示。
2. 学生は首を横に振って拒否。
3. 学部長は言い争いせず、さっと退席。
4. 学生が拍手をし、会場に広がる。
5. 間を開けず他の職員が壇上に上がり、卒業証書と
6. 記念の品（緑の箱）を手渡す。
7～9. 会場はスタンディング・オベーションで盛り上がる。

モロッコ大学の学部長、クーフィーイェをかぶった女子学生への卒業証書授与を拒否
Dean at Moroccan U refuses to hand graduation award to female student wearing keffiyeh
ガザのパレスチナ人を支援するモロッコ全土での大規模集会の最中に起きた事件のビデオをご覧ください。情報筋によると、彼は政治と「学業優秀性の祝賀」を混同しないようにクーフィーイェを外すよう彼女に頼んだとのこと

2024年7月17日
https://www.ynetnews.com/article/sjad00vuc
（↑リンク先の前半に動画あり）

モロッコのカサブランカ大学の学部長が、パレスチナのクーフィーイェをかぶっていたという理由で学生に優等生賞を渡すのを拒否する様子がビデオに撮影された。パレスチナのクーフィーイェがアラブ世界で騒動を引き起こしている。

式典の動画では、理学部長のムハンマド・アル・タルビ氏が学生にクーフィーイェを外すよう求め、学生が拒否すると彼はステージを降り、代わりに別の人物が賞を授与する様子が映っている。モロッコ当局は、アル・タルビ氏が「モロッコ国民のパレスチナ問題に対する一般的な支持意識を傷つけた」と主張した。

この事件は、ガザでの戦争が続く中、パレスチナ人との連帯を表明するためにモロッコ全土で毎週数十回行われたデモの後に起きた。タンジール、カサブランカ、ラバトなどの主要都市では、デモ参加者がクーフィーイェをかぶり、パレスチナの国旗を振る大規模な抗議デモが行われた。モロッコは2021年1月、アブラハム合意に基づきイスラエルとの国交正常化協定に署名した。

このイベントは、カタールのテレビ局アルジャジーラを含むアラブのメディアやソーシャルメディアネットワークで広く報道された。あるサーファーは学部長の立場は受け入れられないとし、アル・タルビが学生の肩のクーフィーイェに手を伸ばした瞬間を「不適切な行為」と批判した。別のサーファーは「学部長が美しいクーフィーイェに何の問題があるのか​​理解できない」とコメントし、アル・タルビを解雇すべきだと訴えた。情報筋は「彼はその職を終えるだろうが、それが任期終了によるものか、この事件によるものかは明らかではない」と述べた。

別の反応はアル・タルビに「なぜ証明書の引き渡しを拒否したのか説明してほしい。これは判断ミスではないか」と求めた。学部長に近い情報筋は、それは誤解だと主張した。彼によると、学部長は学生の業績を祝福し、政治と「学業優秀性の祝賀」を混同しないようにクーフィーイェを外すよう求めたという。

「問題はクーフィーイェではなく、それはパレスチナ問題とすべてのモロッコ人の問題の象徴だ。問題は学術機関に政治が混ざっていることだ」と情報筋は語った。彼は、聴衆から聞こえた厳しい言葉を考慮して学部長がステージを降りることを選んだこと、そして学部長は女性の権利を守ることで知られる職業的誠実さを持った人物であることを指摘した。

モロッコの情報筋によると、非難と厳しい反応にもかかわらず、支持者たちは学部長のために動員しており、「私たちはみんなムハンマド・アル・タルビだ」と書かれたTシャツを作るなどしている。

同国の別の情報筋は、「これは公共施設であり、モロッコでは大学に政治を持ち込まないのが慣例となっている。モロッコの問題は、イスラム教徒がイスラム教だけを信じていることだ。インターネット上の騒ぎは人々を落ち込ませるが、それは重大だ。モロッコはパレスチナ人を強く支持しているが、イスラエルとも強いつながりがある」と付け加えた。

モロッコ政府はこの問題には介入しないと述べた。

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学生はやりたいことを実行し、学部長は公務員の仕事をし、政府はコメントしないことで華麗にスルーしたということなのだろうが、「なぜ、そこまでしてイスラエルに遠慮しなければならないのか？」という疑問が残る動画であった。

モロッコ人が筋違いの遠慮をするのを止め、ユダヤを法律の下に置け。