佳子さま、「3000円青ニット国際親善」の問題点をギリシャ研究の権威が指摘 「軽く扱われた」と誤解された可能性、修道院でのパンツ姿も「冒険する必要はない。周囲が気を配らないと」
佳子さま、「3000円青ニット国際親善」の問題点をギリシャ研究の権威が指摘 「軽く扱われた」と誤解された可能性、修道院でのパンツ姿も「冒険する必要はない。周囲が気を配らないと」
7/20(土) 11:15配信
NEWSポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/298889882973a6ed6fc3eda12144982a38676bce?page=1
訪問先でのお召し物がたびたび注目を集め、ファッション業界では“佳子さま売れ”という現象も起きているプリンセス。しかし、国際親善の舞台では、庶民的なスタイルも時に誤解を生む可能性があるという。直近の訪問先となったギリシャの専門家が緊急提言。
秋篠宮家の次女・佳子さまが、日本とギリシャの外交関係樹立125周年及び日本・ギリシャ文化観光年を記念して、同国を公式訪問されたのは、今年5月のこと。多忙の合間を縫って、訪問前にギリシャ文化を学ばれた佳子さま。その際、ご進講を担当した専門家のひとりである共立女子大学名誉教授の木戸雅子氏は「まっすぐに物事と向き合って、とても誠実で素直な方だと感じました」とお人柄の印象を振り返る。
木戸氏の専門分野は西洋美術史やビザンティン美術(4~15世紀にかけてコンスタンティノポリスの宮廷を中心に繁栄した、東ローマ帝国の芸術様式)。現代ギリシャ語教育にも長年携わっており、2007年からは、佳子さまが今回訪問されたファネロメニ修道院の壁画の修復に取り組んだ実績を持つ。その功績により、2021年にはギリシャ政府から勲章も授かった。ギリシャ研究の第一人者である木戸氏がご進講の様子を述懐する。
「ご進講は約3時間半。前半はビザンティン、中世ギリシャ美術の話をして、後半はファネロメニ修道院の壁画を修復した意味とその価値、修復までの経緯や現地での評価まで、200枚のスライド資料を用意して説明しました。私が研究している中世の美術分野は日本では認知度が高いとは言えません。そのため、ご訪問先のファネロメニ修道院の存在価値や文化的な背景を一から詳しくお話ししたのです。
大学の講義2コマ分にもなる内容を休みなしに聴かれたことになりますが、佳子さまはきちんと聴いてくださり、的確な質問もしてくださった。佳子さまがどれだけ努力されているかを目の当たりにしました」(木戸氏・以下同)
長時間の“講義”中、熱心にメモをとられていたという佳子さま。木戸氏は最後に投げかけられたご質問に、自身の話が届いている手応えを感じたそうだ。
「ファネロメニ修道院の壁画は、仏教の曼荼羅のように、教会の宇宙観を表現していて、表現上もどこか通じるところがあります。一般的に馴染み深いルネサンス美術や古代ギリシャ美術とは様式が異なります。
しかし、現代のギリシャ人にとっては、それこそが伝統的な『美しさ』であり、精神の基盤になっている。佳子さまにもご自身の目で見て体感してきてほしいということをまとめの話として申し上げました。佳子さまからは“ギリシャ人の美意識がどこにあるのか”という点をもう少しお話を伺いたいとの質問があり、私としては言いたいことが伝わっていると感じました」
実際、ギリシャ訪問2日目に修道院を訪れた佳子さまは、「なにか温かい気持ちになりますね。だから信者の方たちがお集まりになるんですね」と、その場で体感したご感想を述べられた。ただ、そうした佳子さまの公務に対する献身の一方で、宮内庁の情報発信には物足りなさも感じたという。
「佳子さまの修道院ご訪問時には、ギリシャの現地メディアの取材がありませんでした。日本のお金で、ギリシャ人の精神に大きくかかわる文化財を日本人が主導して修復、再生させたという事業がある。ギリシャと日本はそうした文化交流をしていて、そこに日本のプリンセスが訪ねてきたとアピールする格好の機会だったのに、現地での取材がなかったのは残念でしたね」
今年4月にインスタグラムを開設するなど、宮内庁の情報発信は改革の途中だが、こうした宮内庁の姿勢にはメディアからも疑問の声があがる。皇室担当記者が語る。
「6月の天皇皇后両陛下のイギリスご訪問に関しても、宮内庁から詳細な日程や面会相手の情報などがご訪問直前になってもなかなか出なかったりと、広報対応が後手に回っていた。同行した記者たちからは、正確な報道ができないといった不満の声があがっていました」
さらに、木戸氏は佳子さまの海外訪問に際し、その服装ばかりに注目が集まる現状にも警鐘を鳴らす。
「佳子さまのお召し物が素敵だとか、いくらで売っているという話が盛大に報じられましたが、それもいかがなものか。実際、国際親善の場では、“庶民的だからよい”というわけではありません。というのも、ギリシャ人は『装い』で人を判断するところがあるからです。フォーマルな会は当然、自分にとって大事な場面にはきちんとした格好で行くし、逆にラフな格好で行くとそれなりの対応をされてしまいます。
佳子さまが表敬訪問された際、ギリシャの首相夫人が軽装で迎えたと話題になり、佳子さまが『軽んじられた』ともいわれましたよね。私は佳子さまがアクロポリスを訪問された際の服装が影響しているのではと思うのです」(木戸氏・以下同)
“軽く扱われた”と誤解した
訪問1日目の5月26日、首都アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿を訪れた佳子さまは、ブルーのサマーニットをお召しだった。そのニットが約3000円というプチプラ価格だと報じられると多くの反響を呼び、ニットは飛ぶように売れたという。
一方、2日後の28日に首相夫妻と懇談した際、鮮やかな着物姿で臨まれた佳子さまに対し、首相夫人はブレザーにボタンダウンシャツ、下はチノパンに垂れ下がったベルトというカジュアルスタイルだった。
「日本では、佳子さまが着ていらした3000円のニットが売り切れたとか、庶民的でよいと報じられていますが、ギリシャ人からしたら“軽く扱われた”と誤解したのかもしれません。
ギリシャは世界中の王侯貴族がバカンスを過ごす観光地でもあります。首相夫人は有名なビジネスマンでもあり、そうした富裕層とも接点がある人。フォーマルな服装にも慣れているはずなのにあえて“軽装”を選んだのは、アクロポリスの佳子さまを見て、そのカジュアルなスタイルに合わせようとしてしまったのではないか」
もちろん、佳子さまに落ち度はなく、宮内庁や周囲のサポート体制の問題なのだろう。実は前出の修道院ご訪問の服装も“やや異例”だったそうだ。
「修道院に行く際には礼儀として、女性は足のラインが見えてはいけない。パンツスタイルはダメなのです。でも、当日の佳子さまのお召し物はよく見るとワイドパンツでした。修道院長は『足首まで隠れていたし、そうは見えなかったからかまわない』と言っていましたが、あえて冒険する必要はないはず。
佳子さまは過密スケジュールにも嫌な顔ひとつせず、笑顔で一生懸命、公務をこなされていました。だからこそ、そうした細かい点は周りの方々が気を配らないといけませんよね」
遠く異国の地で“東洋のダイアナ”と紹介され、注目を集めた佳子さま。倹約を尊び、親しみやすいお召し物も素敵だが、国際親善に励むお姿が正しく伝わることを願うばかりである。
※女性セブン2024年8月1日号
カコ訪問時の映像、服装まで細かくチェックしていなかったが、
ギリシアやその他の正教会の教会、修道院を訪問するとき、猛暑でもノースリーブスや半ズボンは不可。女性なら長いスカート必須ですね。観光目的で少しだけ中を覗いて、すぐ帰る場合でも、敷地内に入るのであれば、身なりと気持ちを整えるのが礼儀。
米国人観光客が、見るからに汗臭い(下着としての)袖なしシャツ姿で立ち入り、よく注意されている(苦笑)。
外交プロトコルやエチケットは外務省の担当分野だと思うが、外務省が何も知らないはずはなく、関係が悪くてサポートしてもらっていないのでしょう。
日本の天皇制は、どの部分を切り取って、誰を後継者に仕立て上げたとしても、うまく機能しない。もうそのような水準まで劣化してしまった。だから、1日も早く完全廃絶し、大統領制に移行しなさいと主張している。誰が悪いという話をしても生産的でなく、意味がない。機能不全に陥っているシステムをこれ以上続けて、日本をどうしたいのですか?
7/20(土) 11:15配信
NEWSポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/298889882973a6ed6fc3eda12144982a38676bce?page=1
訪問先でのお召し物がたびたび注目を集め、ファッション業界では“佳子さま売れ”という現象も起きているプリンセス。しかし、国際親善の舞台では、庶民的なスタイルも時に誤解を生む可能性があるという。直近の訪問先となったギリシャの専門家が緊急提言。
秋篠宮家の次女・佳子さまが、日本とギリシャの外交関係樹立125周年及び日本・ギリシャ文化観光年を記念して、同国を公式訪問されたのは、今年5月のこと。多忙の合間を縫って、訪問前にギリシャ文化を学ばれた佳子さま。その際、ご進講を担当した専門家のひとりである共立女子大学名誉教授の木戸雅子氏は「まっすぐに物事と向き合って、とても誠実で素直な方だと感じました」とお人柄の印象を振り返る。
木戸氏の専門分野は西洋美術史やビザンティン美術(4~15世紀にかけてコンスタンティノポリスの宮廷を中心に繁栄した、東ローマ帝国の芸術様式)。現代ギリシャ語教育にも長年携わっており、2007年からは、佳子さまが今回訪問されたファネロメニ修道院の壁画の修復に取り組んだ実績を持つ。その功績により、2021年にはギリシャ政府から勲章も授かった。ギリシャ研究の第一人者である木戸氏がご進講の様子を述懐する。
「ご進講は約3時間半。前半はビザンティン、中世ギリシャ美術の話をして、後半はファネロメニ修道院の壁画を修復した意味とその価値、修復までの経緯や現地での評価まで、200枚のスライド資料を用意して説明しました。私が研究している中世の美術分野は日本では認知度が高いとは言えません。そのため、ご訪問先のファネロメニ修道院の存在価値や文化的な背景を一から詳しくお話ししたのです。
大学の講義2コマ分にもなる内容を休みなしに聴かれたことになりますが、佳子さまはきちんと聴いてくださり、的確な質問もしてくださった。佳子さまがどれだけ努力されているかを目の当たりにしました」(木戸氏・以下同)
長時間の“講義”中、熱心にメモをとられていたという佳子さま。木戸氏は最後に投げかけられたご質問に、自身の話が届いている手応えを感じたそうだ。
「ファネロメニ修道院の壁画は、仏教の曼荼羅のように、教会の宇宙観を表現していて、表現上もどこか通じるところがあります。一般的に馴染み深いルネサンス美術や古代ギリシャ美術とは様式が異なります。
しかし、現代のギリシャ人にとっては、それこそが伝統的な『美しさ』であり、精神の基盤になっている。佳子さまにもご自身の目で見て体感してきてほしいということをまとめの話として申し上げました。佳子さまからは“ギリシャ人の美意識がどこにあるのか”という点をもう少しお話を伺いたいとの質問があり、私としては言いたいことが伝わっていると感じました」
実際、ギリシャ訪問2日目に修道院を訪れた佳子さまは、「なにか温かい気持ちになりますね。だから信者の方たちがお集まりになるんですね」と、その場で体感したご感想を述べられた。ただ、そうした佳子さまの公務に対する献身の一方で、宮内庁の情報発信には物足りなさも感じたという。
「佳子さまの修道院ご訪問時には、ギリシャの現地メディアの取材がありませんでした。日本のお金で、ギリシャ人の精神に大きくかかわる文化財を日本人が主導して修復、再生させたという事業がある。ギリシャと日本はそうした文化交流をしていて、そこに日本のプリンセスが訪ねてきたとアピールする格好の機会だったのに、現地での取材がなかったのは残念でしたね」
今年4月にインスタグラムを開設するなど、宮内庁の情報発信は改革の途中だが、こうした宮内庁の姿勢にはメディアからも疑問の声があがる。皇室担当記者が語る。
「6月の天皇皇后両陛下のイギリスご訪問に関しても、宮内庁から詳細な日程や面会相手の情報などがご訪問直前になってもなかなか出なかったりと、広報対応が後手に回っていた。同行した記者たちからは、正確な報道ができないといった不満の声があがっていました」
さらに、木戸氏は佳子さまの海外訪問に際し、その服装ばかりに注目が集まる現状にも警鐘を鳴らす。
「佳子さまのお召し物が素敵だとか、いくらで売っているという話が盛大に報じられましたが、それもいかがなものか。実際、国際親善の場では、“庶民的だからよい”というわけではありません。というのも、ギリシャ人は『装い』で人を判断するところがあるからです。フォーマルな会は当然、自分にとって大事な場面にはきちんとした格好で行くし、逆にラフな格好で行くとそれなりの対応をされてしまいます。
佳子さまが表敬訪問された際、ギリシャの首相夫人が軽装で迎えたと話題になり、佳子さまが『軽んじられた』ともいわれましたよね。私は佳子さまがアクロポリスを訪問された際の服装が影響しているのではと思うのです」(木戸氏・以下同)
“軽く扱われた”と誤解した
訪問1日目の5月26日、首都アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿を訪れた佳子さまは、ブルーのサマーニットをお召しだった。そのニットが約3000円というプチプラ価格だと報じられると多くの反響を呼び、ニットは飛ぶように売れたという。
一方、2日後の28日に首相夫妻と懇談した際、鮮やかな着物姿で臨まれた佳子さまに対し、首相夫人はブレザーにボタンダウンシャツ、下はチノパンに垂れ下がったベルトというカジュアルスタイルだった。
「日本では、佳子さまが着ていらした3000円のニットが売り切れたとか、庶民的でよいと報じられていますが、ギリシャ人からしたら“軽く扱われた”と誤解したのかもしれません。
ギリシャは世界中の王侯貴族がバカンスを過ごす観光地でもあります。首相夫人は有名なビジネスマンでもあり、そうした富裕層とも接点がある人。フォーマルな服装にも慣れているはずなのにあえて“軽装”を選んだのは、アクロポリスの佳子さまを見て、そのカジュアルなスタイルに合わせようとしてしまったのではないか」
もちろん、佳子さまに落ち度はなく、宮内庁や周囲のサポート体制の問題なのだろう。実は前出の修道院ご訪問の服装も“やや異例”だったそうだ。
「修道院に行く際には礼儀として、女性は足のラインが見えてはいけない。パンツスタイルはダメなのです。でも、当日の佳子さまのお召し物はよく見るとワイドパンツでした。修道院長は『足首まで隠れていたし、そうは見えなかったからかまわない』と言っていましたが、あえて冒険する必要はないはず。
佳子さまは過密スケジュールにも嫌な顔ひとつせず、笑顔で一生懸命、公務をこなされていました。だからこそ、そうした細かい点は周りの方々が気を配らないといけませんよね」
遠く異国の地で“東洋のダイアナ”と紹介され、注目を集めた佳子さま。倹約を尊び、親しみやすいお召し物も素敵だが、国際親善に励むお姿が正しく伝わることを願うばかりである。
※女性セブン2024年8月1日号
カコ訪問時の映像、服装まで細かくチェックしていなかったが、
ギリシアやその他の正教会の教会、修道院を訪問するとき、猛暑でもノースリーブスや半ズボンは不可。女性なら長いスカート必須ですね。観光目的で少しだけ中を覗いて、すぐ帰る場合でも、敷地内に入るのであれば、身なりと気持ちを整えるのが礼儀。
米国人観光客が、見るからに汗臭い(下着としての)袖なしシャツ姿で立ち入り、よく注意されている(苦笑)。
外交プロトコルやエチケットは外務省の担当分野だと思うが、外務省が何も知らないはずはなく、関係が悪くてサポートしてもらっていないのでしょう。
日本の天皇制は、どの部分を切り取って、誰を後継者に仕立て上げたとしても、うまく機能しない。もうそのような水準まで劣化してしまった。だから、1日も早く完全廃絶し、大統領制に移行しなさいと主張している。誰が悪いという話をしても生産的でなく、意味がない。機能不全に陥っているシステムをこれ以上続けて、日本をどうしたいのですか?
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