レバノンはトルコ軍を南部国境地帯に駐屯させるべき レバノン人専門家 イスラエル ヒズボラ エルドアン

レバノンはエルドアン大統領の介入の申し出を受け入れるべき
Lebanon should take up Erdogan’s offer to step in

ダニア・コレイラット・ハティブ博士
ロビー活動に重点を置く米国とアラブ諸国の関係の専門家。トラック II に重点を置くレバノンの非政府組織、協力と平和構築研究センターの共同創設者でもある

2024 年 8 月 4 日 22:39
https://www.arabnews.com/node/2562601

（前略）
解決策は何か? 双方が外交路線を再開できるような面子を保つ出口はあるか? レバノン政府にとって、この難問からの出口計画はある。外務大臣または首相は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の申し出を求めることができる。

エルドアン大統領は先週、ガザでの戦争を止めるためにトルコが軍事介入する可能性があることを示唆した。同氏はアゼルバイジャンとリビアに言及した。どちらの場合も、トルコの介入が紛争の流れを変えた。イスラエルの野党指導者ヤイル・ラピド氏は「イスラエルは独裁者志望者からの脅しを受け入れない」と述べた。しかし、トルコの介入は両陣営が全面戦争を避けるために必要としているものかもしれない。

（中略）
トルコの存在は両陣営にとってありがたいことだろう。たとえ公の場ではトルコが自分たちの行動を制限していると主張しているとしても。トルコの存在は緊張緩和の面目を保つ口実となるだろう。レバノン側から見ると、トルコはパレスチナの抵抗を常に支持してきたイスラム教国である。ヒズボラとトルコはともにハマスを抵抗勢力として認めている。イスラエルの観点から見ると、トルコはNATO加盟国であり、したがってイスラエルを攻撃しない親欧米勢力である。

レバノン政府は国を救うために果たすべき役割を果たしていない。政府はこの措置を講じるべきだ。エルドアンの申し出を求め、ヒズボラやさまざまな派閥にこの取り決めを受け入れるよう働きかけ始めるべきだ。同時に、イスラエルを鎮圧するために米国と積極的に関わり、協力すべきだ。対決の代替案としてトルコのシナリオを提示すべきだ。レバノン政府は、時間切れになりつつあるので、迅速に行動すべきだ。ひとたび大きな緊張が高まってしまえば、エルドアンの申し出を受け入れるには遅すぎるだろう。
（完）

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レバノン南部の多数派はシーア派であり、宗派主義の社会においてはどのような政策協定を結ぼうが、巨額の援助を注ぎ込もうが、スンニーのトルコはシーア派の保護者にはなりえない。

政治経済の話をする前に宗派主義がある。あるいは逆に、政治経済の細かな権益を調整した後に、宗派主義の観点からもう一回チェックを受け、駄目と言われたらごみ箱行きなんです。

駒を置き換えたり、設定を変えれば思い通りになるのではないかと、米国、イスラエルが長年チャレンジしてきたが、全部失敗した。

レバノンにはこの種の「操られている人」が多いから別に驚かないが、ご先祖様がフランス軍を追い出したのに、わざわざ外国軍を招待する話を持ち出しているようでは、スパイ確定ですね。

話の内容から、誰から指図されているかも明白（笑）。