ニジェール 米軍が撤退完了 米国

2024年8月6日 09:13
米軍、アフリカ諸国から撤退完了
US forces complete exit from African state
共同声明によると、兵士と軍事装備はニジェール中部の201空軍基地から撤収された
https://www.rt.com/africa/602216-us-forces-complete-niger-withdrawal/

米国陸軍はニジェールの最後の基地からの撤退を完了したと、国防総省と西アフリカ諸国の当局が月曜日に発表した。これは、ジハード主義の反乱に悩まされている同国における米国の対テロ作戦の終了を意味する。

米国防総省とニジェール国防省の共同声明によると、米軍と装備はAgadez アガデスの201空軍基地から撤退した。

「この取り組みは、撤退条件の相互設定を受けて5月19日に開始され、今後数週間にわたり米軍とニジェール軍の間で調整が続けられ、計画通りの完全撤退が確実に完了するだろう」と双方は述べた。

今回の撤退は、2023年7月のクーデター後に政権を握ったニジェールの新指導部が米国との防衛協定を破棄してから約5カ月後に行われた。10年前の協定では、内陸国である同国で約1,000人の米軍兵士が活動することを許可していた。

ニアメは、米軍が過激派と戦えなかったことや、米当局がアフリカ諸国の同盟国を誰にするかを指示しようとしたことなどを、3月の決定の理由として挙げた。軍事政権は旧植民地支配国であるフランスとも関係を断ち切り、昨年末にはフランス軍兵士全員を国外退去させた。

先月、米軍兵士らは、首都ニアメの国際空港近くにあるニジェールの2つの米軍基地のうち最初の基地である第101空軍基地を去った。伝えられるところによると、ロシアの教官が基地に派遣され、ニジェール軍の訓練でアメリカの教官と交代している。

以前、国防総省とニジェール国防省は、9月中旬までに完全に撤退することで合意していた。しかし、月曜日の共同声明で、双方は「米国とニジェール軍の間の効果的な協力とコミュニケーション」の結果として、「引き継ぎは予定より早く、問題なく終了した」と述べた。

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