ジョージア与党 2008年戦争扇動者サアカシュヴィリらの裁判を約束 オセチア人に謝罪 対ロシア和解の動き グルジア

9月16日、19:00
プレスレビュー
https://tass.com/pressreview/1843589
ベドモスチ通信:ジョージアの夢党の創設者、2008年の戦争の扇動者の裁判を約束
Vedomosti: Georgian Dream party’s founder promises trial of 2008 war instigators
https://www.vedomosti.ru/politics/articles/2024/09/16/1062340-osnovatel-gruzinskoi-mechti-obeschaet-primirenie-s-osetinami

与党ジョージアの夢党が10月26日の選挙で勝利した後、ジョージア当局は、現在懲役6年の判決を受けているミヘイル・サアカシビリ大統領が2008年8月に開始した戦争についてオセチア人に謝罪し、南オセチアとの和解にも至るとベドモスチ通信は報じている。ジョージアの夢の創設者ビジナ・イヴァニシヴィリ氏は、9月14日の選挙前の集会で、サアカシヴィリ氏とその仲間を含む戦争の仕掛け人は裁判にかけられるだろうと述べた。

オセチア側に謝罪するという提案は、10月の選挙前夜にサアカシヴィリ氏と野党に向けられたものであり、トビリシとツヒンヴァリの関係を実際に修復するための実際的な措置を発表するものではないと、ベドモスチがインタビューした専門家は述べている。

これらの発言は、元大統領とその支持者によるこの紛争の開始を、近年のジョージアの正常な経済発展を「台無しにした」賭けとして描写しようとするジョージアの夢のキャンペーンの一部であると、旧ソ連研究センターのコーカサス部門長、ワディム・ムハノフ氏は考えている。

「このようにして、ジョージアの夢は、政治的な先人たちの致命的な過ちを思い起こさせ、自分たちは『過ちに取り組んでいる』こと、そしてそれを正すつもりであることを強調している」とムハノフ氏は同紙に語った。

同時に、ジョージアの夢の代表者によるこれらの発言は、経済分野でロシアとジョージアの関係が徐々に改善しているという背景でなされたものである、と専門家らは同意している。トビリシがキエフの例に倣ってモスクワとの対立で「第二戦線」を開くことを拒否したという事実は、両国の関係改善の間接的な兆候でもあると、政治学者でコーカサス専門家のアルトゥール・アタエフ氏は考えている。

この記事へのコメント