皇室とディズニーリゾートの知られざる深い縁 「昭和天皇」から「愛子さま」までご訪問に

皇室とディズニーリゾートの知られざる深い縁 「昭和天皇」から「愛子さま」までご訪問に
9/23(月) 11:13配信
デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/c51ba2b2f5dddac7fc7fb8a94d09c3406aa973d4

ディズニーと皇室の関係

 2001年、海を舞台にした世界初のディズニーテーマパークとして誕生した東京ディズニーシーに今春、「アナと雪の女王」や「塔の上のラプンツェル」などをメインに据えた新エリア「ファンタジースプリングス」がオープンして、人気を博している。

 同じ年に誕生し、今春、社会人となられた天皇家の長女・愛子さまが2006年、最初に訪れたディズニーリゾートもシーだった。今回は、あまり知られていないディズニーと皇室の意外な関係をひも解いてみたい。

 ディズニーシーへは、天皇ご一家(当時・皇太子ご一家)での訪問となり、ミッキーマウスとミニーマウス、「アラジン」のプリンセス・ジャスミンらから出迎えを受けた。幼稚園入園直前だった愛子さまは人見知りしたのか、やや引き気味のご様子だった。

 愛娘である“プリンセス”に「普通の子どもと同じ体験をさせてあげたい」とのご両親の意向から、愛子さまのディズニー見学は実現した。ここではマーメイドラグーンシアターなどを鑑賞されている。

 大ヒットしたディズニー映画「シュガー・ラッシュ」には人気のディズニーキャラクターが集まる「プリンセスの部屋」が登場し、「リトル・マーメイド」のアリエルやアナ雪のアナとエルサ姉妹、ラプンツェル、ジャスミン、白雪姫、シンデレラ、ディズニー初のポリネシアン系プリンセスとして人気が高い「モアナと伝説の海」のモアナなど、プリンセス14人が勢揃いしている。海底王国のプリンセスとして苦悩を抱えて生きるアリエルを描いた歌やダンスのショーを、幼い日本のプリンセスは同シアターでご覧になって、何を感じたのだろうか。
イメージ向上のため

 この年の9月に天皇陛下と愛子さまは、ご一家で東京・木場公園の東京都現代美術館を訪れ、同館で開催されていた「ディズニー・アート展」を見学された。2012年4月には、東京・目白の学習院創立百周年記念会館で開かれた「オール学習院大合同演奏会」で天皇陛下は、学習院OB管弦楽団のビオラ演奏を担当され、愛子さまは客席でディズニー映画のメドレー曲に聞き入っている。

 実は、ディズニーリゾートと皇室はとても縁が深い。1960年9月に上皇上皇后両陛下(当時皇太子夫妻)が日米修好100年を記念して訪米。ウォルト・ディズニー夫妻の案内でカリフォルニア州アナハイム(ロサンゼルス近郊)にあるディズニーランドでのひとときを楽しまれている。

 この米国公式訪問から15年後の1975年、昭和天皇は歴代天皇として初めて米国を公式訪問。訪米の4年前には、昭和天皇が訪欧してベルギーで生卵を投げつけられたり英国の新聞に軍国主義を連想させる漫画が載せられたりするなど、友好的とは言い難いムードが漂った経緯があったことから、日本政府は昭和天皇のイメージが向上するような立ち寄り先を慎重に選んだ。

 その結果、「暴力と悪のイメージが結びつきやすいハリウッドではなく、子供の世界であり、幸せや喜びを連想させるディズニーランドの方が圧倒的に良い」と判断して、昭和天皇と香淳皇后は貸し切りではなく一般入園者もいる状態でロス近郊のディズニーランドを訪れることになった。

 そして上皇上皇后両陛下がディズニーランドを訪問された年に生まれた天皇陛下も、公式訪米ではないものの、ロス近郊のディズニーランドに足を向けられている。

 1982年10月、昭和天皇の孫・浩宮として国際親善のためブラジルを訪問。帰路にメキシコと米国に寄られた際、ロス近郊のディズニーランドでミッキーとミニーから大歓迎を受けている。ミニーから歓迎のキスを受けて笑顔を見せる姿が写真に残されており、当時は学習院大の大学院生で翌年からの英国留学に向けて準備をしている時期だった。

プリンセスがサプライズで

 また、2年間に及んだ英国留学からの帰りに訪れたのもアメリカだった。1985年10月、ホワイトハウスにレーガン大統領を訪ねた後、東部地域から南部、そして西部へと全米を巡った。この旅の後半、西海岸のロス近郊で再び本場のディズニーパークを見学し、ゲストブックにサインしている。ただし、私的な訪問のため、宮内庁サイドは「公式なものでなく、詳しい資料は残っていない」としている。さらには他の皇族が東京ディズニーリゾートを訪れたこともあった。

 1986年6月9日には愛子さまの叔母・黒田清子さん(当時紀宮)がディズニーランドをご訪問。学習院女子高等科の学友と一緒にパーク内を回ったが、SPは女性の私服警察官1人だけ。身辺警護は主にディズニー側のセキュリティー担当者が行っていた。さらに三笠宮家の彬子さまも2007年4月2日、友人の大学生とともにシーを訪問している。

 ディズニーパークは本拠地の米国2カ所、日本、仏・パリ、中国・上海、香港各1カ所の計6カ所。このうち香港にはお城の中であらゆるプリンセスと会うことが出来る「ロイヤル・レセプション・ホール」があり、ディズニーフリーク(マニア)から絶大な支持を集めている。

「エルサかラプンツェルか。どのプリンセスが出て来るか知らされないサプライズ演出が人気の秘密のようです」(大手旅行代理店関係者)
日米友好の意外な側面

 香港ディズニーランドではこのほか「ホームカミング・セレブレーション」でモアナが香港へ航海し、全く新しいステージのショーを繰り広げる。アニメ映画は、命を生む女神「テ・フィティ」の心が盗まれ、世界が闇に包まれてゆくことに始まり、集落の長である父の後継者として期待されるモアナが緑色の石となって発見されたテ・フィティのハート(心)のネックレスを託され女神に返しにいく冒険の物語。

 心躍る音楽やダンス、人形劇で彩られたショーでは、このモアナの姿が映画とは違った設定で描かれる。父の後継を期待する声も根強い愛子さまと共通点のあるモアナ。そうしたプリンセスの冒険を肌で感じられる仕掛けが「東京ディズニーリゾートにはない」(同代理店関係者)と好評なのだ。

 ただ、香港は英国からの返還後、中国が自国の一部としているため、皇族が足を向ける機会はほとんどない。1968年に返還前の香港に三笠宮寛仁 さまが立ち寄られたケースなどしかないという状態だ。2014年に秋篠宮ご夫妻がアフリカ旅行に行った際も、香港国際空港はあくまでもトランジット(乗り継ぎ場所)だった。一方で香港自体は極めて親日的で、日本総領事館の主催する天皇誕生日祝賀レセプションが例年、香港の元行政長官ら政府関係者や教育・文化関係者、叙勲受章者などを一堂に集めて、盛大に開かれているほどだ。

 皇室の国際親善にも携わる外務省儀典官室の元関係者は

「日本と香港の関係は親密かつ強固です。香港の方々の中には『私たちのDNAは中国大陸ではなく英国です』と話す人も少なくありません。日中関係の高い壁はありますが、愛子さまにはあくまでも友好の使者として香港を訪れていただきたいところです。“プリンセス同士”の交流を楽しまれるのも一興ではないでしょうか」

 と述べている。さらに、宮内庁OBはこう語る。

「皇室と固い絆で結ばれた伝統ある王室を戴く英国と並び、世界のリーダーであり同盟国でもある米国は日本にとって最も重要なトモダチです。米国文化を象徴するディズニーと皇室が相思相愛なのは、意外ではなく当然のことなのです」

朝霞保人(あさか・やすひと)
皇室ジャーナリスト。主に紙媒体でロイヤルファミリーの記事などを執筆する。

デイリー新潮編集部



↓批判されてるぞ↓
(ヤフコメから)
スクリーンショット (3270).jpg


ご静養と鑑賞の記事をこれでもかと配信したあと、「天皇家と私企業の密な関係」を流して仕上げる、この無神経。易きに流れる堕落は日本人の特技ですね!(笑)

輪島が洪水被害に見舞われ大変なことになっている。目が内向きのナルが正月早朝に四方拝をしても効かないはずです。

天皇制反対。天皇制を完全永久廃絶することを先に決め、期限を区切って制度設計に入り、速やかに大統領制に移行しましょう。

ネット上では人気があることになっているナルマサアイに対し、厳しい目を向ける人がもっともっと増えますように。「何かおかしい」と思ったら、それを発言してみよう。

この記事へのコメント