「愛子天皇」「悠仁天皇」以前の大問題である…男系vs.女系論争で完全に見落とされている皇室制度の致命的欠陥 中原 鼎

「愛子天皇」「悠仁天皇」以前の大問題である…男系vs.女系論争で完全に見落とされている皇室制度の致命的欠陥
中原 鼎（なかはら・かなえ）　皇室・王室ウオッチャー
9/25(水) 10:17配信
プレジデントオンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e9d77c502253577d27640e3d57ba6d4720fcfb8

安定的な皇位継承のために必要なことは何か。皇室・王室ウオッチャーの中原鼎さんは「男系堅持か・女系容認かという議論に流れがちだが、それ以外にも議論をするべきことがある。皇室経済法の欠陥は今すぐ見直したほうがいい」という――。

（以下、小見出しのみ）
■皇族数確保の切り札として脚光を浴びる「旧宮家」
■養子縁組で「身位」はどうなるのか
■「悠仁天皇」のころには「王」ばかりになっている
■親王でも「本当にぎりぎりの生活」
■親王の10分の7の歳費しか出ない王はもっと深刻
■王が皇位継承者になる事態を想定していない「欠陥法」
■「親王宣下」の限定的復活を検討すべし
■将来の即位が見込まれる「王」の放置は避けたい
■「男系か女系か」のほかにも議論すべきことはある

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ヤフコメの範囲では、案の定、評判が悪い（苦笑）。

小さいときから平等、民主主義、国民主権で育っている私たちに向かって、お家柄、身位と順番、本家との遠近、カネの話をして、ウケることはない。丁寧に説明すればするほど、国民の気持ちは天皇制から離れていく。嫌われる（笑）。

特に収入については、あれだけの金額を非課税で査定されることなく終身で受け取り続けることができるのに、一体何が不満なのか、とは書かれていないが、皆そう思っている（笑）。

アイコ天皇擁立派は、制度上のジェンダー平等を最重視しているわけだが、例えば男女雇用均等法のように、男女差なく平等に仕事をさせてほしいと思う女性が多かったからこそ、雇均法の施行には社会を変える力があった。

しかし長子相続・女系天皇については、現役女性皇族の中に「私は天皇を引き受けていい」と思っている人が何人いるだろうか。私はゼロだと思っているし、いるとしてもアキコ1人だろう。新制度の利用者がいないのに、なぜそんなに熱心に議論するのか。

仮にアキコが継ぐとして、失礼ながら、天皇制の寿命はあと40年で終わる。ユージン・アイコいずれかが継ぐとして、最長あと60年だ。

現状を何も変えないのだから、わざわざ面倒な思いをして制度上のジェンダー平等を実現する意味も必要性もない。

「今より面倒臭いことをしなければならず、今より経費がかかる天皇制は、もう止めにしていいよ」という意見が多数で、私はとても心地よかった。多くの人が、私の主張に近づいている。よしよし、この調子だ（笑）。