ハマース指導者で暗殺される人とされない人の違い ガザ パレスチナ 

Eva Karene Bartlett、Reality Theories、[2024/12/09 日本時間22:37]
https://t.me/Reality_Theories/22845

✅ 明確化のために:
ハマースはシリア問題で分裂しており、シリア内戦中はさまざまな派閥が対立する側を支持していた。

ハーリド・ミシュアル、ムーサー・アブー・マルズーク、アフマド・ユースフが率いる派閥の1つは、NATO支援の反政府勢力を支持した。

一方、ヤヒヤー・シンワール、イスマーイール・ハニーヤ、サーリフ・アルーリー、ムハンマド・アル・ダイフらが率いる別の派閥は、バッシャール・アル・アサド大統領を支持し、ミシュアルの姿勢を危険だとみなして反対した。

しかし、我々はサーリフ・アルーリー、イスマーイール・ハニーヤ、それに続いてヤヒヤー・シンワール、そしておそらくムハンマド・ダイフが直接標的にされ、殉教するのを目撃した。

一方はシリアで「裏切り」の発言を主導し、もう一方は比較的安全なままである。

この道は決して容易な道ではなかった!

🔹@enemywatch



関連記事
9 Dec, 2024 16:41
Hamas applauds Syrian revolution
The Palestinian armed group has said it respects the political choice and will of the people
https://www.rt.com/news/609092-hamas-congratulates-syrian-revolution/



ハーリド・ミシュアルは、占領地を追い出されたあと、亡命を繰り返し、行き場がなくなったときに保護したのがシリアだった(2001~12年)。(詳細はWiki英語参照)

2011年からシリアの騒乱が始まり、1年目はデモ程度で、2年目から武装闘争に入り、局面が変わった。

その1年目に、Arab Gas Pipelineの主にシナイ半島部分で寸断工作が執拗に行われ、エジプト→ヨルダン→シリア→レバノン(さらにはトルコへ接続する工事)の経路が使えなくなった。事件のいくつかは記録に残した。このパイプラインの最大の受益者はヨルダンであった。

レバシリは、一部石油への切り替えと我慢(笑)で何とかなった。困ったのはヨルダンで、エジプトから割引価格で買えなくなった。代替燃料を使える設備になっていないし、カネもない。ヨルダンに、LNGターミナルを緊急建設する予算などない。ここで、横からカタールが登場。

2011年12月31日
カタールが、対ヨルダン天然ガス販売に、ハマース受け入れを条件付け
https://webryhibikan.seesaa.net/article/201112article_322.html

そしてミシュアルが恩を忘れてシリアを裏切り、カタールに寝返り。

2012年02月04日
ハマースの主要幹部全員がシリア出国
https://webryhibikan.seesaa.net/article/201202article_45.html

ヨルダンは2014年、イスラエルとガス輸入契約を調印した。実際の輸入は2016年開始。
https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/Israel-and-Jordan-Sign-Gas-Deal.html

しかしカタール産もイスラエル産も国際価格での調達だから、万年外貨不足のヨルダンにとっては、割引適用されていたエジプト産のほうがありがたかった。ヨルダンは直接の当事者ではないのに、とんだとばっちりを食らった。他人の不幸で金儲けをするユダヤが、こんなところでも健在。

それ以前から、ヨルダンは水をイスラから輸入し、つまり依存するようになっていて、新規にガスでも依存させられる羽目に陥った。ネタニヤフのパレスチナ弾圧策にヨルダンが反発して何か言うと、ネタニヤフは即座に「水とガスを止めるぞ」と恫喝する。ヨルダン国王はぐうの音も出ない。ビビの言いなり。アル・アクサー・モスクの管理権を事実上イスラに明け渡し、ユダヤ過激派が敷地内で好き勝手し放題になっているのは、これのせい。

この記事へのコメント