シリアの新政権、経済活性化のため石油、綿花、港湾を民営化へ

シリアの新政権、経済活性化のため石油、綿花、港湾を民営化へ
New Syrian leadership to privatize oil, cotton, ports to boost economy
政府はまた、道路、空港、鉄道の修復のため官民パートナーシップを模索している。

2025年1月22日
https://english.almayadeen.net/news/Economy/new-syrian-leadership-to-privatize-oil--cotton--ports-to-boo

シリア経済の復興を目指し、新政権は国営企業を民営化し、外国と国内の投資を誘致する包括的な計画を発表した。

この発表はシリアのアサド・アル・シャイバニ外相によるもので、同外相はフィナンシャル・タイムズ紙に掲載された国際メディアとの初のインタビューで改革の詳細な概要を説明した。

政府は、石油、綿花、家具生産など、シリア経済にとって極めて重要な産業の民営化を優先することを目指している。

アルシャイバニ氏は、外国投資家を奨励すると同時にシリア人海外居住者にシリアへの再投資を促す法的枠組みの構築に重点を置く政権のビジョンを概説した。

同氏は「外国投資家に道を開き、シリア人投資家がシリアに戻るよう促すには、法律と明確なメッセージが必要だ」と述べた。

長年の紛争によるインフラの深刻な劣化を認め、政府は道路、空港、鉄道の修復に官民パートナーシップも模索している。

アルシャイバニ氏は、これらの資産の多くが荒廃しているため、買い手を見つけるのは困難かもしれないと警告した。それでも、これらのパートナーシップは、重要なインフラへの投資を刺激するための重要なステップと見られている。

復興への道

この経済戦略は、シリアの政治情勢の劇的な変化に続くものである。 12月8日、反体制派がダマスカスを制圧し、バッシャール・アル・アサド大統領が辞任。同大統領はその後ロシアに亡命を求めた。

イドリブを拠点とする反体制派政権に所属していたモハメド・アル・バシル暫定首相がその後政権を握り、暫定政権は2025年3月まで存続すると発表した。