「土砂降りの中2時間待機でずぶ濡れに…」「残暑で2人が病院搬送」 令和の園遊会はトラブル続き 今回のルート変更の裏側 「雅子皇后が長時間お話しになるので式部職に焦りが」 園遊会の時間不足問題 「急かすようなことは絶対にできない」

「土砂降りの中2時間待機でずぶ濡れに…」「残暑で2人が病院搬送」 令和の園遊会はトラブル続き 今回のルート変更の裏側
2025年04月24日
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/04240556/?all=1

【全2回(前編/後編)の前編】

 天皇皇后両陛下や皇族方が大勢の招待客と歓談される「園遊会」の光景が、今春から様変わりする。皇族方の歩かれるルートが、62年ぶりに変更されるのだ。由緒ある社交会が“令和流”に改められた背景には、雅子皇后のご体調があるといい……。

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 両陛下の主催で、毎年春と秋に赤坂御苑で開かれる園遊会は、1953年に始まった。三権の長や各界の功績者など、約2000名が招かれる。参加者の多くにとっては、一生に一度の機会ともいえよう。

 そんな伝統ある催しが形を改めると報じられたのは、3月17日のことだった。

 宮内庁担当記者が言う。

「園遊会では、両陛下は苑内にある池沿いの小道を歩かれながら、列をなした招待客と歓談されます。これまでは皇族方もその後に続かれる形だったのですが、4月22日に開かれた今春の会から、ルートが三つに分かれることになりました」

 具体的には、両陛下はこれまでと同じ道を歩まれ、秋篠宮ご夫妻は池の周りを両陛下と反対方向へ。愛子さまと佳子さまは、離れた場所にあるテントで参加者と歓談された後、秋篠宮ご夫妻と同じ道をたどられた。

体調不良者が続出

 62年間変わらなかったルートが今回、変更となったのは、

「3月24日にあった宮内庁次長の会見では、従来の形だと招待客が両陛下のお姿を拝するために、長時間道沿いに集中してしまうことを理由に挙げていました。饗される料理や苑内の散策も、もっと楽しんでほしいとのこと。また、体調不良者が続出している状況にも、宮内庁は頭を悩ませてきたのです」(前出の宮内庁担当記者)

 コロナ禍による見合わせもあり、令和の御代替わり以降、開催された園遊会は計4回。それらを振り返ると、トラブルが絶えなかった。

 例えば、令和初となった2023年春の会は、激しい雨に見舞われた。それでも両陛下の前で傘を差すのは恐れ多いからと、多くの招待客がずぶ濡れになってしまったのだ。

招待客は両陛下からのお声がけを待つ間、2時間近く立ちっぱなしでした。そもそも功成り名を遂げた方々が多く、平均年齢は高めです。結果、体調不良を訴える方が多く出たのです」(同)

「前例主義を重んじる宮内庁にしては、英断」

 昨春の会でも、美術家の横尾忠則氏(88)が体調を崩して倒れるトラブルが起きていた。また同年秋の会は残暑が厳しく、4人が救護所に運ばれ、うち2人は病院に搬送されたのだった。こうした事態を防ぐため、ルートを分散して待機時間を短縮したのだ。

 今回の変更について皇室解説者の山下晋司氏は、

「陛下の理想とされる“国民の中に入っていく皇室”の具体策といえる良い案です。招待客にとっても、両陛下に限らず、皇室の方々からお声がけを受けやすくなります。前例主義を重んじる宮内庁にしては、英断だったと思います」

 そう評価するのだが……。

「招待客とあまりにも熱心に歓談なさる」

 さる宮内庁関係者は声を潜めて、待機が長くなっていたのにはこんな理由があると明かす。

「両陛下、とりわけ雅子さまが、一人ひとりの招待客とあまりにも熱心に歓談なさるのです。お招きした方に楽しんでほしいとのお気持ちゆえだと承知していますが、それにしても……

 雅子皇后は例えば先の横尾氏とは約6分間、談笑なさっている。

「横尾氏は歓談の音声を拾うピンマイクを付けた“特別誘導者”でした。著名な方から選ばれるため、比較的お話が長くなるのも分かりますが、ご歓談の時間は1時間程度と限られている以上、偏った時間配分ではないでしょうか」(同)

雨の中丁寧にお話になり……

 実際、本誌(「週刊新潮」)連載エッセイの中で横尾氏は〈おあとを待っておられる方がいらっしゃるように〉思え〈ソワソワ〉したとつづっている。

 さかのぼれば、前述の“土砂降り園遊会”でも、雅子皇后は雨の中丁寧に招待客らとお話しになり、終了時刻が1時間以上も遅くなってしまったのである。

「こうしたことを受け、昨秋の会では、陛下らがご歓談を始められる時刻が30分前倒しになりました。それでも、先頭の両陛下が歓談されるうち、秋篠宮ご夫妻が追い付いてしまわれる状況が生じ、今回の変更に至ったのです」(前出の宮内庁関係者)

週刊新潮 2025年4月24日号掲載



「雅子皇后が長時間お話しになるので式部職に焦りが」 園遊会の時間不足問題 「急かすようなことは絶対にできない」
4/24(木) 6:07配信
デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb7e3b555777a92c9c40d46aa56841ec6d826f8

【前後編の後編/前編からの続き】

 天皇皇后両陛下や皇族方が大勢の招待客と歓談される「園遊会」の光景が、今春から様変わりする。皇族方の歩かれるルートが、62年ぶりに変更された。由緒ある社交会が“令和流”に改められた背景には、雅子皇后のご体調があるといい……。

 前編【「土砂降りの中2時間待機でずぶ濡れに…」「残暑で2人が病院搬送」 令和の園遊会はトラブル続き 今回のルート変更の裏側】では、令和に入ってトラブル続きの園遊会の問題点と、今回改善されたポイントについて報じた。

 これまでの園遊会では、招待客の待機時間が長くなりがちな問題があった。時間不足が問題化していた園遊会を、招待客はどう見たのか。東京23区議長会会長として、昨秋の会に出席した小野瀬康裕・目黒区議会議長が振り返る。

「当日は昼12時ごろ、会場に着きました。園遊会経験者から“両陛下のお声が聞けるよう、早めに良い場所を取れ”と助言されていたため、それに従ったのです」

 お声がけされる可能性がある位置は、テレビに映される特別誘導者の傍などに限られているという。

「4時間立ちっぱなし」

「14時前くらいに両陛下がお見えになりました。相手と目線を合わせて丁寧にお声がけをされ、特別誘導者らの前を通過されるだけでも、1時間近くかけられていました。そんな中で、両陛下が車いすテニスの選手とお話しになっている所に、別の方が割って入ろうとしたのです。すると陛下は動じずに“まだこちらの方とお話ししていますので”と和やかに制止されました。本当に真摯に向き合われているのだなと感じました」(同)

 その後、小野瀬議長にも両陛下からお声がけがあり、すべての皇族方が通り終えられたのは15時半ごろだった。

「かれこれ4時間は立っていました。しかも一度場所取りした人は、そこから動きません。高齢の方、特に遠方からお越しの方は、緊張もあって体調を崩してもおかしくないでしょう」(同)

雅子皇后ご自身による懸命な“ご調整”

 適応障害という病とともに歩まれてきた雅子皇后にとっても、会でかかるご負担は大きいという。

 宮内庁関係者が言う。

雅子さまは2023年春の“土砂降り園遊会”の時、皇居からのご出発が遅れ、到着予定時刻に間に合いませんでした。昨年のお誕生日に発表された医師団の見解でも『いまだご体調には波がある』と記されています」

 今年はすでに兵庫県や硫黄島などを訪問されご多忙な日々を送られているのだが、それも雅子皇后ご自身による懸命な“ご調整”の成果だという。

「例えば、4月6日に悠仁さまが皇居を訪問され大学入学のご報告をなさった際は、陛下と愛子さまだけが対応され、雅子さまは休まれている。翌日の硫黄島ご訪問に専念なさりたかったのでしょう」(同)

職員が急かすようなことは絶対にできない

 宮内庁担当記者によれば、ご公務の負担も依然、大きいという。

「大阪・関西万博開会式ご出席のため、両陛下は前日の11日に大阪に入られました。ところが雅子さまのご体調もあり、御所のご出発が遅れてしまった。さらに当日も、万博会場ご到着が予定時刻を過ぎてしまったのです」

 さらに、宮内庁がルート変更という判断に至った背景には、こんな事情もある。

雅子さまのご体調に関する事柄はかねて陛下の“専権事項”となっている。ご歓談の時間が押しているからといって、職員が急かすようなことは絶対にできないのです」(同)

「式部職がかなり焦っている様子だった」

 実際、別の園遊会経験者によると、

「雅子さまが招待客一人ひとりとあまりに長時間お話しになるため、当日の進行役を担う式部職がかなり焦っている様子でした」

 精神科医の片田珠美氏が言う。

「雅子さまは優秀過ぎるが故に、完璧主義的な傾向が強いように見受けられます。園遊会でも、皇后としてふさわしいお姿を見せようと気負われるあまり、お話につい力が入り過ぎてしまわれるのではないでしょうか。とはいえ適応障害の方にとって成功体験を積み自信をつけることが何より大事ですから、雅子さまのことを深く愛されている陛下は、会話を切り上げるように強く仰らないのでは」

細やかな気遣いが

 だとすれば、宮内庁は仕組みを変えるなど工夫してお支えするほかないわけだ。

「適応障害の方にとって、多くの初対面の人と話すのは大きなストレスとなり、視野が狭くなりがちです。従って雅子さまがご自分で残り時間などを考えながら園遊会を回られるのは、難しいといえます。だからこそ宮内庁側には、それとなく先を促すなど、細やかな気遣いが求められると思います」(片田氏)

「週刊新潮」2025年4月24日号 掲載



既報の焼き直しが配信され、マサコ批判がまさかの再燃(苦笑)。

マサコの体調管理がナルの専管事項ならば、ナルの招待客が体調を崩す責任は主催者ナルにある。さあ、天皇制をどうしましょうか?(爆)

元外務省キャリアでしょ。山ほどある大小様々な会議を、この人は本当にこなしていたのでしょうか?体調の問題じゃない。

天皇制は、もう止めたらいかがですか、本当に(苦笑)。

招待客の高齢化について、こちらの方が危機感を表明している。私も映像を見て、同じことを感じた。

「陛下からのご招待を断る選択肢はない。申し訳ないが先約を調整させていただくしかない」という意識を持ち、馳せ参じる世代は、80歳以上、75歳以上だろう。

招待されるような人たちは半年前、数年前から先約が入っているし、日々の予定も目一杯入れている。宮内庁から園遊会参加の打診をいただいても、「大変名誉なこと」という気持ちは浮かばず、「先約を断るわけにはいかないから園遊会を断る」という判断になる。

ファンが想像しているような皇室は、その人の心の中にしか存在しない妄想でしかない。もう続かないし、科学とデジタルの21世紀に、天皇制はそぐわない。日本は次に進むべき。

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