CENTCOM新司令官がシリア訪問 ロシアとの駆け引き 米国 米軍

シリア:新「セントコム」司令官の訪問とロシアとの駆け引き
قائد «سنتكوم» الجديد في سوريا: المزاحمة الروسية تستنفر واشنطن

2025年9月13日(土)
al-Akhbar (Lebanon, Arabic)


米中央軍 (CENTCOM) 新司令官チャールズ・ブラッドリー・クーパーがシリアを訪問しました。これは、ロシアの勢力拡大に対抗し、シリアの軍事的再編成をめぐるアメリカの競争を物語るものです。

クーパー司令官は、ロシアのハイレベル代表団の訪問に続いてシリアの首都ダマスカス入りし、暫定大統領のアフマド・アッ=シャルアを含むシリア当局者と会談しました。この訪問には、トランプ政権の意向が強く反映されており、シリアの暫定政権との戦略的パートナーシップの強化や、軍事協力の推進が話し合われました。

会談では、イスラム国(IS)への対抗、(行方不明)米国人市民の帰還、そして武装勢力とシリア新政府軍との統合が主要な議題となりました。これまでのセントコム司令官と良好な関係を築いてきた「シリア民主軍(SDF)」にとって、新しい司令官の訪問は新たな圧力となる可能性があります。

今回の訪問は、シリア暫定政権がロシアとの協力を拡大しようとする動きを牽制する目的があると見られています。米国はシリアの軍事情勢における主導権を維持し、ロシアの役割拡大を阻止しようと試みています。また、米国はシリア暫定政権の国連総会参加を後押ししており、これは外交的な成果として位置づけられています。

しかし、シリア暫定政権は国連のテロリストリストに掲載されており、アメリカ国内でもその対応をめぐって議論が起きています。さらに、アメリカは、国連安保理におけるシリアの存在感を高めることを目指しており、シリア北東部の「自治行政区」の代表団参加も視野に入れているようです。

シリアは、バッシャール・アル=アサド政権崩壊後、外交上の混乱に陥っており、暫定政権は国際的な承認をほとんど得られていません。しかし、クーパー司令官の訪問は、米国がシリア情勢において自国の影響力を改めて主張しようとしている明確な兆候です。

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