スペイン ユダヤ系ビジネスを示すオンライン地図Barcelonazが登場 カタルーニャ バルセロナ イスラエル BDS ボイコット

Spanish map of Jewish and ‘Zionist’ businesses taken down amid uproar
Numerous Jewish organizations complained about the project, which listed more than 150 Jewish and Israeli institutions, saying it ‘echoed the darkest chapters in history’
5 January 2026, 5:02 pm
https://www.timesofisrael.com/spanish-map-of-jewish-and-zionist-businesses-taken-down-amid-uproar/

スペインのユダヤ系・「シオニスト」企業マップが物議を醸し削除へ

「Barcelonaz」プロジェクトの概要と内容
スペインのカタルーニャ地方において、ユダヤ系およびイスラエルに関連するビジネスを特定するオンラインマップが公開され、スペインのユダヤ人コミュニティから鋭い批判を浴びて削除されました。このプロジェクトは「Barcelonaz」と呼ばれ、フランスのホスティングプラットフォーム「GoGoCart」上に登場しました。サイト側は「バルセロナにおけるシオニスト経済の協働マップ」であると主張し、150以上の企業、学校、団体を「シオニスト」としてリストアップしていました。

抗議活動とサイトの強制停止
「不寛容に反対する運動(Movement Against Intolerance)」や「反ユダヤ主義と闘う運動(CAM)」を含む多数の団体が、サイトの削除を求めて請願を行いました。これを受け、金曜日の午後までにGoGoCartは当該サイトを閉鎖しました。現在、このプロジェクトの立ち上げ元については調査が続けられています。

「歴史の暗い章」を想起させる行為への非難
CAMの欧州事務局長シャノン・セバン氏は、ユダヤ系企業のリスト化とボイコットを呼びかけるこの行為について、「ナチス・ドイツにおけるホロコーストの前兆を含む、歴史の最も暗い章を想起させるものだ」と批判しました。また、わずか3週間前にオーストラリアで発生した凄惨な事件を例に挙げ、ユダヤ人が世界中で狙われている時期にこのような標的リストを作成することは、暴力への明白な扇動であると主張しました。セバン氏は「このような扇動をインターネット企業や政府当局が容認してはならない」と付け加え、責任の追及に向けて総力を挙げていることを強調しました。

広範なユダヤ人団体による拒絶反応
このプロジェクトに対しては、バルセロナ・ユダヤ人コミュニティ(CJB)やスペインの反ユダヤ主義対策組織「ACOM」、さらに欧州ユダヤ人会議なども、スペインのユダヤ系ニュースサイト「Enfoque Judio」を通じて一斉に非難の声を上げました。

スペイン政府による対イスラエル外交・経済政策の転換
2023年10月7日のハマスによる襲撃以降、スペインは欧州においてイスラエルに対する最も強硬な批判国の一つとして浮上しています。ペドロ・サンチェス首相の指導下で、マドリッドは「制裁第一」の主義を掲げ、イスラエルの軍事作戦を「根絶」や「ジェノサイド」と表現するなど、G20諸国の中でも極めて厳しいレトリックを使用しています。

具体的な外交圧力と経済制裁の実施
スペインは外交と経済の両面で、数十年にわたるイスラエルとの協力関係を解体しつつあります。

国家承認: 2024年5月、ノルウェー、アイルランドと足並みを揃え、エルサレムに対しハマースとの戦争を終結させる外交的圧力をかけるため、パレスチナ国家を正式に承認しました。

国際司法裁判所(ICJ): 2024年6月、南アフリカがイスラエルを提訴した裁判に、欧州諸国として初めて正式に加わりました。

貿易制限: イスラエルに対する武器禁輸措置を開始したほか、ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原、東エルサレムからのイスラエル製品の輸入をブロックしています。これは、イスラエル建国時のアラブ連盟によるボイコット以来、国家レベルでの最大規模の禁輸措置であると見られています。

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