高齢化で外国人の入居相次ぐ光が丘団地、小学校では日本語「個別」指導…校長「増加スピードに対応追いつかない」
高齢化で外国人の入居相次ぐ光が丘団地、小学校では日本語「個別」指導…校長「増加スピードに対応追いつかない」
1/9(金) 10:32配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bf6630467b69e4575572edbb6a0f2199a2303b8?page=1
[共生のかたち]<4>
学校では日本語指導が必要な子どもたちが増えている。多国籍化や散在化も進み、日本語指導の態勢強化が大きな課題となっている。
「今日は何曜日だっけ?」「木曜日! 明日は金曜日」――。昨年12月中旬、東京都練馬区立光が丘春の風小学校の日本語指導教室で、4年生の女児(10)が紺多千尋・主任教諭(46)と向き合っていた。1年生の国語で扱う童話「おむすびころりん」の音読や、「たべる」「いく」を「たべます」「いきます」と丁寧語に言い換える学習を行った。
公立学校で日本語指導が必要な児童生徒数の推移
女児は昨年春、家族とともに中国から来日。最初は戸惑ったが「少しずつ日本語を話せるようになってきた。今は友達と遊べるようになって楽しい」と笑顔を見せる。
同校は全校児童606人のうち66人が外国籍で、この5年で倍増した。国籍は中国やモンゴル、ネパールなど7か国だ。学校近くにある光が丘団地では、入居者の高齢化に伴って生じた空室に外国人の入居が相次いでおり、昨年4月以降、外国籍の児童計12人が転入した。
同校には、日本語が十分に理解できない児童27人が在籍する。個別に週1~3時間、日本語指導担当の紺多教諭が日本語や国語などを教え、6人の外部講師が日本語を指導している。「日本語のレベルが異なるので、個別に指導計画を立てて対応している」と紺多教諭は話す。
内木勉校長(61)は「外国籍児童の増加スピードに対応が追いつかない。指導教員を増員してほしい」と訴える。
外国籍の子どもは義務教育の対象外だが、国際人権規約などにより、保護者が就学を希望すれば公立小中学校は無償で受け入れている。
文部科学省によると、日本語指導が必要な児童生徒は2023年度、6万9123人(日本国籍含む)と過去最多を更新。この10年で約2倍に増えた。
文科省はこうした児童生徒18人に対し指導教員1人の配置を進め、指導教員をサポートする補助者や、通訳を担う母語支援員の派遣費用を補助しているが、対応が難しい学校や地域は少なくない。
日本語指導が必要な児童生徒は全国各地に散らばっており、青森県つがる市は昨年7月、初めて受け入れた。小中学生のベトナム人兄弟で、県内の工場で働く父親が呼び寄せた。
日本語指導のノウハウがなかった同市教育委員会は、弘前大に拠点を置き、指導実績があるNPO法人「ひろだい多文化リソースルーム」に業務を委託。平日午前、小中学校に日本語指導の支援員を配置した。兄が通う同市立柏中の蒔苗尚文校長(53)は「支援はありがたいが、いつ外国籍の生徒が増えるかわからない。教職員もノウハウを蓄積する必要がある」と話す。
東京学芸大の佐藤郡衛名誉教授(異文化間教育)は「外国人の居住地域が広がり、全国の学校が日本語指導への対応を迫られている。国は自治体や学校任せにせず、明確な方針と政策を持って対応する必要がある」と強調する。
(参考記事)
2026年01月03日
伝統の終焉か:自由教育と移民問題、市場主義の波に呑まれるドイツ・クラシック音楽の危機
https://webryhibikan.seesaa.net/article/519619672.html
ドイツ国内では移民の増加に伴う多様化が進み、教育のリソースが言語支援に割かれた結果、伝統的な文化教育が圧迫されている
言葉が分からないでは何も始まらないが、言葉だけ教えて終わったのではしょうがないという難しい問題。
1/9(金) 10:32配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bf6630467b69e4575572edbb6a0f2199a2303b8?page=1
[共生のかたち]<4>
学校では日本語指導が必要な子どもたちが増えている。多国籍化や散在化も進み、日本語指導の態勢強化が大きな課題となっている。
「今日は何曜日だっけ?」「木曜日! 明日は金曜日」――。昨年12月中旬、東京都練馬区立光が丘春の風小学校の日本語指導教室で、4年生の女児(10)が紺多千尋・主任教諭(46)と向き合っていた。1年生の国語で扱う童話「おむすびころりん」の音読や、「たべる」「いく」を「たべます」「いきます」と丁寧語に言い換える学習を行った。
公立学校で日本語指導が必要な児童生徒数の推移
女児は昨年春、家族とともに中国から来日。最初は戸惑ったが「少しずつ日本語を話せるようになってきた。今は友達と遊べるようになって楽しい」と笑顔を見せる。
同校は全校児童606人のうち66人が外国籍で、この5年で倍増した。国籍は中国やモンゴル、ネパールなど7か国だ。学校近くにある光が丘団地では、入居者の高齢化に伴って生じた空室に外国人の入居が相次いでおり、昨年4月以降、外国籍の児童計12人が転入した。
同校には、日本語が十分に理解できない児童27人が在籍する。個別に週1~3時間、日本語指導担当の紺多教諭が日本語や国語などを教え、6人の外部講師が日本語を指導している。「日本語のレベルが異なるので、個別に指導計画を立てて対応している」と紺多教諭は話す。
内木勉校長(61)は「外国籍児童の増加スピードに対応が追いつかない。指導教員を増員してほしい」と訴える。
外国籍の子どもは義務教育の対象外だが、国際人権規約などにより、保護者が就学を希望すれば公立小中学校は無償で受け入れている。
文部科学省によると、日本語指導が必要な児童生徒は2023年度、6万9123人(日本国籍含む)と過去最多を更新。この10年で約2倍に増えた。
文科省はこうした児童生徒18人に対し指導教員1人の配置を進め、指導教員をサポートする補助者や、通訳を担う母語支援員の派遣費用を補助しているが、対応が難しい学校や地域は少なくない。
日本語指導が必要な児童生徒は全国各地に散らばっており、青森県つがる市は昨年7月、初めて受け入れた。小中学生のベトナム人兄弟で、県内の工場で働く父親が呼び寄せた。
日本語指導のノウハウがなかった同市教育委員会は、弘前大に拠点を置き、指導実績があるNPO法人「ひろだい多文化リソースルーム」に業務を委託。平日午前、小中学校に日本語指導の支援員を配置した。兄が通う同市立柏中の蒔苗尚文校長(53)は「支援はありがたいが、いつ外国籍の生徒が増えるかわからない。教職員もノウハウを蓄積する必要がある」と話す。
東京学芸大の佐藤郡衛名誉教授(異文化間教育)は「外国人の居住地域が広がり、全国の学校が日本語指導への対応を迫られている。国は自治体や学校任せにせず、明確な方針と政策を持って対応する必要がある」と強調する。
(参考記事)
2026年01月03日
伝統の終焉か:自由教育と移民問題、市場主義の波に呑まれるドイツ・クラシック音楽の危機
https://webryhibikan.seesaa.net/article/519619672.html
ドイツ国内では移民の増加に伴う多様化が進み、教育のリソースが言語支援に割かれた結果、伝統的な文化教育が圧迫されている
言葉が分からないでは何も始まらないが、言葉だけ教えて終わったのではしょうがないという難しい問題。
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