キーウ市長が住民に市外への一時避難を呼びかけ 人口300万人 キエフ ウクライナ

9 Jan, 2026 16:32
Kiev mayor urges residents to evacuate
https://www.rt.com/russia/630764-kiev-mayor-residents-evacuation/

キーウ市長による避難の呼びかけ

キーウのヴィタリ・クリチコ市長は、ロシア軍による大規模な深夜攻撃を受け、住民に対して市外への一時避難を呼びかけました。同市長は、今回の攻撃を紛争開始以来、人口300万人の同市にとって「最も苦痛なもの」であったと述べています。特に、代替の電力や暖房手段を確保できる親族や知人がいる住民に対し、一時的に避難することを強く推奨しています。

インフラ破壊と深刻な暖房停止

深夜の攻撃により、キーウ市内にある約6,000棟(集合住宅の約半数)で中央暖房が停止しました。また、一部の地域では断水も発生しています。現在、キーウは激しい降雪と低温に見舞われており、暖房の欠如は住民の生命に直結する深刻な事態となっています。市当局は夕方までに一部の建物の暖房を復旧させるべく尽力していますが、全面復旧の目処は立っていません。

共助の要請と「不屈の拠点」の活用

クリチコ市長は、ライフラインが維持されている住民に対し、困窮している隣人を招き入れて暖を取らせたり、食事を提供したりするなどの共助を求めています。また、市内には約1,200か所の「不屈の拠点(暖房ステーション)」が設置されており、そこでは暖房、温かい食事、電子機器の充電が提供されていることを改めて周知しました。

報復の連鎖とロシア側の被害

ロシア側は、今回の攻撃をウクライナによるプーチン大統領公邸への攻撃に対する報復であると主張し、ドローン製造施設やエネルギーインフラを標的にしたとしています。一方で、ウクライナ側によるロシア領ベルゴロド州への攻撃も報告されており、同州では約55万人が停電、50万人以上が暖房供給を断たれるなど、国境の両側で民間人が厳しい冬の寒さとインフラ欠乏にさらされています。

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