ネタニヤフが汚職で起訴の恐れ→法律が悪い→刑法削除案を提出(笑) イスラエル

Coalition advances bill to cancel the criminal charge that Netanyahu faces in his trial
Opposition brands legislation to strike the offense of fraud and breach of trust from the law books a ‘mafia-like move’ aimed at enabling PM and his allies to evade justice
12 January 2026, 7:01 pm
https://www.timesofisrael.com/coalition-advances-bill-to-repeal-criminal-charge-that-netanyahu-faces-in-his-trial/

イスラエル与党連合が「背任罪」廃止法案を推進、ネタニヤフ首相の公判打ち切りを狙う

法案の提出と「背任罪」の撤廃計画
イスラエルの与党連合の議員たちは月曜日、「詐欺および背任罪」を法典から削除するための法案を推進すると発表しました。この罪状は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が現在直面している3つの汚職事件すべてにおいて適用されている中心的な容疑です。与党によるこの動きは、長期化する首相の公判を弱体化させる、あるいは完全に白紙化しようとする一連の試みの最新事例と見なされています。なお、法案の条文には、成立前に提起された容疑に対して遡及的に適用されるかどうかの明記はありません

与党側の主張:法の明確化と重複の解消
法案の提出者には、右翼「宗教シオニズム」所属のシムハ・ロスマン法制委員長、リクードのオフィル・カッツ院内総務、ニューホープのミシェル・ブスキラ議員らが名を連ねています。彼らは、現在の背任罪が「曖昧で余計なもの」であり、法の支配の根幹を損なっていると主張しています。イスラエルには既に収賄罪や資金洗浄禁止法が存在するため背任罪は重複しており、法執行機関が法典に定義のない行為を選挙で選ばれた公職者に対して恣意的に適用し、後付けで犯罪と認定するために悪用されていると非難しています。

司法制度改革と新たな汚職定義の提案
今回の法案は、司法の権限を弱めようとする右翼政権による長年の取り組みの新たな一局面でもあります。法案では、既存の背任罪を廃止する一方で、これまで法的な定義が不十分だった「近親者に関する利益相反」や「政府内部情報の不正取引」といった汚職行為を、より精密に定義し直すことも提案されています。ロスマン氏らは、これにより汚職犯罪の境界線が明確になると述べています。

野党側による激しい反発と「マフィア」批判
野党指導者たちはこの動きを即座に非難し、首相とその側近たちが法の裁きから逃れるための「クーデター」であり「マフィアのような手法」であると断じました。中道派「イェシュ・アティド」のヤイル・ラピド党首は、イスラエルを「失敗した途上国」へと変貌させる暴挙であるとし、議会、街頭、そして法廷で徹底抗戦すると宣言しました。左派「民主主義者」のヤイル・ゴラン党首も、「政権の座を守るためなら国民を欺き裏切っても良いというメッセージを社会に送るものだ」と批判しています。

他の閣僚・議員への影響
現在、背任罪で公判中、あるいはその疑いを持たれているのはネタニヤフ首相だけではありません。メイ・ゴラン社会平等相、エリ・コーエンエネルギー事務局長、リクードのダビド・ビタン議員、シャスのハイム・ビトン前大臣といった現職閣僚や与党議員も同様の状況にあり、法案が通過すればこれらの人物にも多大な恩恵が及ぶ可能性があります。

これまでの公判回避の試みと背景
ネタニヤフ首相はこれまでにも、2025年11月にアイザック・ヘルツォグ大統領へ恩赦を申請するなど、公判を回避するための手段を講じてきました。また、米国のドナルド・トランプ大統領も首相への恩赦を求める書簡をヘルツォグ大統領に送っています。政権側はこれまで、ガリ・バハラブ=ミアラ検事総長を「違憲」として罷免・弱体化させようとしたり、司法制度改革を通じて最高裁判所の権限を縮小させようとしたりする動きを継続してきました。首相本人は一貫して無実を主張しており、公判は政治的な「魔女狩り」であると訴えています。

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