世界リーダーシップ支持率で中国が米国を逆転 米国不支持率48%で過去最高(笑) トランプ Gallup調査

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China Edges Past U.S. in Global Approval Ratings
Julie Ray, Benedict Vigers and Zaccary Ritter
April 3, 2026
https://news.gallup.com/poll/707945/china-edges-past-global-approval-ratings.aspx

世界のリーダーシップ支持率で中国が米国を逆転、過去20年で最大の差

支持率の逆転と米国の急落
ギャラップ社が2025年に世界130カ国以上で実施した調査によると、中国のリーダーシップに対する支持率の中央値が36%に達し、米国の31%を上回った。中国が米国に対して5ポイントのリードを奪うのは、過去約20年間で最大の差である。この逆転劇は、中国の支持が微増(32%から36%)した一方で、米国の支持が前年の39%から31%へと急落したことを反映している。また、米国への不支持率は過去最高の48%を記録した。なお、この調査結果は2026年1月に米国が66の国際機関から脱退し、2月下旬にイランとの戦争が勃発する前のデータに基づいている。

同盟国における米国離れとイスラエルの例外
米国の支持率は44カ国で10ポイント以上下落しており、特にNATO加盟国を含む同盟国での落ち込みが激しい下落幅が最も大きかったのはドイツ(39ポイント減)とポルトガル(38ポイント減)で、イギリス、イタリア、カナダといった伝統的なパートナー諸国でも大幅な低下が見られた。対照的に、イスラエルではドナルド・トランプ大統領のホワイトハウス復帰を受けて支持率が76%(13ポイント増)と、世界最高水準まで回復している。

主要4カ国の立ち位置とドイツの優位
世界的に過半数の支持を得ている大国は存在しないが、ドイツは48%の支持率を記録し、9年連続で「最も肯定的に見られている主要国」の地位を維持した。次いで中国(36%)、米国(31%)、ロシア(26%)となっている。純支持率(支持から不支持を引いた値)で見ると、中国は–1であるのに対し、米国は調査史上最低の–15にまで沈んでいる。

多極化する世界と中国への傾斜
国別の純支持率を比較すると、パキスタン、チュニジア、シンガポール、香港などが中国に同調する傾向を見せているが、これは中国への熱狂というよりは米国への強い否定感の裏返しである。

対照的にコソボ、イスラエル、ポーランド、アルバニア、フィリピンは依然として米国寄りの姿勢を保っている。

世界全体の約45%の国が米中両国に対して「純不支持(不支持が支持を上回る)」の状態にあり、2020年のパンデミック期を除けば、過去20年で世界は両大国に対し最も否定的な見方をしている。

結論と将来への影響
米国のリーダーシップに対する認識の変化は、世界が多極的な秩序へ移行していることを示している。多くの国、特に米国の同盟国でさえ、一国に盲従するのではなく大国間でのバランスを模索し始めている。これにより、同盟国の政策立案者にとって米国への同調は政治的にデリケートな問題となり、中国との関与が相対的に受け入れられやすくなる可能性がある。

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