「ヒズボラ壊滅」の誤算と揺らぐ国際社会の情勢認識 レバノン人専門家 シーア派 イラン 宗派主義 米国 イスラエル

How the views of Arabs and foreigners on the state of the Resistance changed in ten days?
Ibrahim al-Amin, Editor-in-Chief
Friday, 03 April 2026
https://www.al-akhbar.com/Politics/384749

「ヒズボラ壊滅」の誤算と揺らぐ国際社会の情勢認識

トランプ政権と国際社会の初期評価
ドナルド・トランプ米国大統領は当初、レバノンとヒズボラの問題を「比較的小さな問題」と片付け、イスラエルによる迅速な制裁を支持していた。この認識は、イスラエル、サウジアラビア、そしてシリアの新体制からの政治的報告に基づいていた。フランス、イギリス、ドイツ、および湾岸諸国の当局も、イスラエルがヒズボラを「罠にかけた」と信じ、武装解除に向けた圧力を強めていた。

シリア新体制と諜報機関の認識の齟齬
シリアの新たな支配層は、自国の軍事力がヒズボラを数日で制圧できると過信していた。しかし、米中央軍(CENTCOM)やベイルートのCIA支局、エジプト総合情報庁などは、ヒズボラの沈黙を弱体化の証拠と見なすことに疑問を呈していた。エジプト側は、ヒズボラの再組織化能力を過小評価すべきではないと警告していたが、これらの専門的な報告は政治決定の場では無視されていた。

開戦10日間の衝撃と認識の転換
2026年2月28日の対イラン戦争開始から約10日が経過すると、ヒズボラが瞬時に崩壊するという予測は覆された。イスラエル軍の苦戦とレバノン側の粘り強い抵抗を受け、これまで「ヒズボラは終わった」と考えていた外交官や軍関係者は、一転して彼らの生存能力を確認することに躍起になっている。外国の大使館は、15ヶ月間にわたるイスラエルの挑発にヒズボラが耐えてきたのは、弱さではなく戦略的な忍耐であった可能性を再検証し始めている。

行き詰まる交渉とレバノン側の要求
エマニュエル・マクロン仏大統領はエジプトと連携し、停戦に向けた仲介を模索しているが、米国やイスラエルに聞き入れられず難航している。エジプトの提案は依然として「ヒズボラの武装凍結と引き換えの撤退」という旧来の枠組みに固執しており、現場の動的な変化を捉えきれていない。レバノン側は、単なる停戦ではなく、過去15ヶ月間にわたって繰り返されたイスラエルによるあらゆる主権侵害の完全な停止を確約する合意がなければ、いかなる交渉にも応じない構えを見せている。



レバノン政府軍は、イスラエル軍を見かけた途端、国民を見捨て、尻尾巻いて逃げる集団だからね。現地人なら宗派を問わず、子供でも知っている。知らないのは遠くにいる専門家様だけ(笑)。

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