イラン戦は「大イスラエル」構築と米国帝国主義の地政学的野望 ポルトガル人記者 ホルムズ

The attack on Iran and Greater Israel
José Goulão (Portuguese journalist)
2026年4月19日
https://strategic-culture.su/news/2026/04/19/the-attack-on-iran-and-greater-israel/

イラン戦は「大イスラエル」構築と米国帝国主義の地政学的野望

西アジア征服と「大イスラエル」の追求
ジョゼ・ゴウラォン氏の分析によれば、米国の対イラン戦争は、イスラエルがいずれ開始するであろう軍事行動に米国が追随した結果である。この攻撃の背後には、ワシントンによる西アジアの戦略的征服(1991年および2003年のイラク破壊の延長線上の任務)と、シオニズムが長年抱いてきた「ナイル川からユーフラテス川まで」を支配する「大イスラエル」の構築という、2つの収束する利益が存在する。著者は、イスラエルを欧米からの移住者による植民地国家と位置づけ、その拡大が地域の独立政権(イラク、リビア、シリア等)を排除し、西洋型帝国主義を定着させるための「中東の再設計」であると指摘している。

革命防衛隊司令官の裏切り:カーニ氏を巡る不可解な符合
記事の核心は、イラン革命防衛隊のイスマイル・カーニ司令官がイスラエルのモサドに徴用されていたという主張にある。その根拠として、以下の「奇跡的な回避」が挙げられている。

2024年7月: カーニ氏の厳重な警護下にあったハニヤ氏(ハマス)がテヘランで暗殺。

2024年9月: ナスララ氏(ヒズボラ)が死亡したベイルートの爆撃直前に現場を離脱。

2026年2月28日: 最高指導者ハメネイ師を含む指導部が全滅した爆撃のわずか10分前、カーニ氏だけが建物を出ていた。
同日、米国とイスラエルの航空攻撃はイランの最機密防衛施設を極めて正確に撃破した。こうした「裏切り」の連鎖が、イランの中枢を深刻に毀損したとされている。

抵抗の継続と世界経済への圧力
甚大な損害にもかかわらず、イランはミサイルやドローンによる反撃を継続し、米国・イスラエル側に「屈辱的な停戦」を強いている。イランが封鎖したホルムズ海峡の影響で、世界経済はかつてない圧力にさらされており、トランプ大統領はNATO諸国や中国に封鎖解除の協力を要請する事態に追い込まれた。対してトランプ氏は、イランの港湾を封鎖する挑発を行い、停戦を破る口実を作ろうとしている。

ユーラシアの運命と世界秩序への影響
ゴウラォン氏は、イランの抵抗は単なる一国の自衛ではなく、ユーラシア大陸全体に対する帝国主義的支配の防波堤であると説く。イランが敗北すれば、それは「大イスラエル」の建設だけでなく、非人道的な新自由主義的グローバリズムが世界に強要される扉を開くことになり、人類全体が「恐ろしい状況」に置かれることになると警告している。

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