トランプの取引能力欠如と対イラン外交の破綻 米国衰退の象徴 イギリス人記者 ホルムズ イスラエル 

The art of the deal author has no clue about how to make a deal
Martin Jay (An award-winning British journalist based in Morocco)
May 29, 2026
https://strategic-culture.su/news/2026/05/29/art-deal-author-has-no-clue-about-how-make-deal/

トランプ氏の取引能力欠如と対イラン外交の破綻、米国衰退の象徴

トランプ米大統領の焦りと外交的孤立
トランプ大統領は対イラン交渉を「急いでいない」と強弁するが、実際には毎週のように高官を招集して危機対応に追われており、虚勢を見透かされている。同政権は専門の外交官を更迭して自身のビジネス仲間を大使に据えた結果、同盟国との信頼関係を失い、国際社会で完全に孤立している。

現実離れした要求と交渉の瓦解
トランプ氏は対イラン終戦合意の条件として、サウジアラビアやパキスタンなどに対してイスラエルとの国交正常化を定める「アブラハム合意」への参加を突然要求した。この強硬な姿勢はサウジアラビアらから即座に拒絶され、土壇場で条件を吊り上げるトランプ流の交渉術がもはや通用しない世界の構造変化を露呈した。

イランの優位と米国の弱体化
イラン側は米国の焦りと信用欠如を熟知しており、ホルムズ海峡の制御を維持しながら交渉を引き延ばしている。トランプ氏が弱者の立場から交渉に臨むほどイランは優位に立ち、オバマ政権時代の合意を破棄したトランプ氏は、結果として当時よりはるかに劣悪な状況へ米国を追い込んでいる。

ペトロダラーの崩壊と中東の新たな権力均衡
今回の紛争は、米国経済の強みの源泉であった「ペトロダラー」の地位を失墜させ、中東における米国の影響力と武器売却の基盤を破壊した。湾岸諸国はもはや米国を信頼しておらず、ロシアや中国の後援によるイランとの独自の平和合意を模索しており、米国の覇権の失墜が加速している。



ホワイトハウスで頻繁に開いている緊急会議では、イラン対策より、金融市場でいかに稼ぐかのほうが優先順位が高い気がしているのだが(笑)。

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